
大型水耕温室の中で別の植物を発見しました。
芽の出ている様子から、らっきょうやアサツキかなと思いましたが、
もしかしたら行者ニンニクかもしれません。それには理由があります。
この温室は生徒によるオリジナルの研究もありますが
環境システム科が県の民間企業と連携した栽培研究も行われているところ。
確か栽培候補のひとつに行者ニンニクがあげられていたからです。
もしかしたら栽培実験がもう始まっているのかもしれません。
行者ニンニクはニンニクと同じネギの仲間。
その名の通り、ニンニクの香りがする山菜で
修行僧が食べたのではないかとの理由で
この名がついたそうですが、諸説あります。
成長が遅いことから高値で取引されているといいます。
しかし近年、収入になるとして山から根こそぎ持ち去る人が増え
天然物は減少しているといいます。
そんなわけで水耕栽培の候補にあがっていたのです。
幸い行者ニンニクは湿地に自生する植物。
意外と水耕栽培に向いているのかもしれません。
この温室には民間企業と連携した研究をしているためセンサーなど
見たことのない装置がついています。
またタブレットで栽培管理できるスマート農業も体験できるそうです。
残念ながら意外とこの存在はみなさんに知られていません。
もっともっと地域にPRしてもらいたいものです。