
ここは名農が誇る大型水耕温室。
工業技術とともに、ガラス温室の環境制御や水耕栽培を学ぶ
環境システム科にとって、ここは工業実習棟とともに本丸に当たります。
一昨年は水質浄化と作物生産を同時に行うシステム開発のため
フローラが半年間借用しては、実験に明け暮れた馴染深い施設でもあります。
しかし環境班の後継者であるハンターズは
自分たちのベースキャンプである馴化温室で実験を行っているので
彼らにとってはちょっと入るのに敷居の高い温室かもしれません。
雪が溶けてきた先日。久しぶりに覗いてみました。
するとなんだか心地よい音がしています。
水耕栽培の養液が流れるせせらぎのような水音です。
どうやら栽培が行われているようです。
見渡せば確かに緑の葉があちこちに見えます。
外はまだ寒いのに、ここだけは春のよう。
窓が閉まらず中も氷点下になるハンターズの温室とは大違いです。
現在、名農のキャンパスは、元気な生徒の姿が消えてしまいました。
そこでちょっと温室の植物探検に出かけてみたいと思います。