
3.11の東日本大震災から9年が経ちました。
突然の天災はたくさんの方の生活を一変させてしまいました。
それは名久井農業高校の植物研究班である
チームフローラフォトニクスにとっても同じです。
フローラは2009年に5名の男子で草花班の1グループとして結成され、
白いリンゴなどユニークな栽培法や新商品開発に取り組んでいました。
ところが震災で発生した大津波に地元八戸市種差海岸の
サクラソウが飲み込まれたことを知った当時のメンバーは
すべての研究を休止して、サクラソウ救出に乗り出しました。
この写真は事前調査に出向いた3月下旬のもの。
このように壊れた建物が海岸沿いにたくさん見られ
言葉にならない衝撃を受けたものです。
フローラは、このサクラソウ救出活動をきっかけとして
環境保全研究が活動のメインとなっていきました。
震災から9年、所属は園芸科学科から環境システム科へ、
正式名称も草花班から環境班へ、ニックネームはフローラから
現在のハンターズへと発展していきましたが
そのターニングポイントは間違いなく東日本大震災。
3.11がやってくるたび、必死に立ち向かった当時のメンバーを思い出します。