先日、雪ではなく一時的に雨が降りました。
そのおかげで雪が溶け、中からいろいろなものが顔を出してきました。
前回発見したのはラベンダーですが、こちらはイチゴです。
とちおとめなどの栽培種は死んではいませんが、葉は茶色に枯れています。
ところがこれは野生種に違いホワイトディライト。緑の葉をつけています。
小指の爪ほどの小さく真っ白い実をつける白イチゴです。
野生、つまり原種に近いほど強いといいますが、栽培種との明らかな違いに驚きます。
今年は暖冬のため、ものすごいスピードで桜前線が進むといいます。
青森県で最も有名な弘前城の開花は、なんと4月14日。
10年前までは5月のゴールデンウィークにぴったり開花が重なること、
リンゴの選定技術によってたくさんの花をつけることから
全国各地から観光客が押し寄せていました。
ところがこんなに早くなったら連休の恩恵を受けられないので大変。
コロナウイルスの感染拡大も加わり関係者は頭を抱えているのではないでしょうか。
北国に住んでいると、いかに温暖化が加速度的速さで進んでいるのか、
そして時には暴力的に進行しているかが日々の暮らしから感じとれます。
さて南部町では、温室栽培のサクランボの人工授粉がもう始まりました。
今年正式に全国デビューする大粒品種の「ジュノハート」も開花しているそうです。
普通に栽培しても、とんでもなく高価な品種。
ハウスで促成栽培したら、いったいどんな価格がつくか気になります。
もしかしたら今年は、イチゴやササクランボの結実も早くなるかもしれません。