学校の廊下にガラス瓶の中に入ったきれいな花が並びました。
これはハーバリウムという鑑賞法。簡単いえばドライフラワーのオイル漬けです。
そもそもは花の標本を表す今から400年も前からある古い言葉ですが、
鮮やかに発色するのでお洒落なインテリアとして最近話題となっています。
環境班の先代に当たるチームフローラフォトニクスは園芸科学科の草花研究チームでした。
2009年の結成当時、園芸科学科では押し花やドライフラワーを作っては
オリジナルの押し花作品に仕上げて楽しんでしました。
その当時、新技術として話題になり始めていたのがプリザーブドフラワー。
花や葉の水分を特殊な液に置き換えることで
長期間鑑賞できるようにしたもので、現在は花屋さんで手入できるようになりました。
確かフローラが結成された頃、園芸科学科ではこの特殊液を購入し
中学生の体験学習の際、プリザーブドフラワー作りを体験してもらった記憶があります。
フローラは2014〜2015年にかけて園芸科学科から
環境システム科に移籍しますが、その当時出てきたのがこのハーバリウム。
園芸科学科でやってみようかと時々話題となりましたが
フローラは男子ばかりの環境システム科に移籍したこともあり
花とは縁遠くなってしまい、実現することはありませんでした。
そんなこともあり、懐かしのハーバリウムが廊下に並んだのでびっくり。
それも作ったのは園芸科学科の生徒らしく、楽しく眺めさせてもらいました。
押し花、プリザーブドフラワー、ハーバリウムと時代が変わると
花の鑑賞法も進化してきますが、根本にあるのは花を愛でる気持ち。
閉科までの2年間、花を科学し、花を楽しむ園芸科学科の集大成として
いろいろな技術を私たちに見せて欲しいものです。
今日は3月3日。桃の節句です。