先日覗いた園芸科学科の温室です。
数えきれないほど、たくさんのサイネリアが咲いています。
もちろんこれは名農名物「花の卒業式」を飾るためのもので
よく地元紙やテレビで春の風物詩として取材を受けています。
管理しているのは園芸科学科の生徒たち。
残念ながら今年の入試から募集停止になりますが、
閉科までの2年間で、同じ施設園芸を学ぶ環境システム科によって
この技術は引き継がれる計画です
名農といえば「緑育心」というほど環境緑化が盛んな学校。
地域分会をはじめとするこれらの活動は内閣総理大臣賞を受賞するほどで、
まさに名農のアイデンティティーでもあります。
その活動を牽引してきたのが園芸科学科であり、
彼らによって育てられたこれらの草花です。
自分たちで育てているからこそダイナミックな緑化活動ができるのです。
さてこの1年間、園芸科学科は縁の下の力持ちとして
地域のために草花を育て植栽してきましたが、今日は違います。
なぜなら今日は卒業式。この日だけは自分たちのためだけに
思う存分ステージを花で飾ることができるのです。
名農生によって名農生のためだけに作り上げる絶景。
これでもかと花で飾られたステージをみると、皆さん驚きますが
残念ながら卒業式のため一般公開はしていません。
コロナウイルスによって在校生のいない変則的な卒業式になりますが
園芸科学科が果たしてどんなステージに仕上げるのか楽しみです。