ハンターズの一人が取り組んでいる寒締め野菜の研究。
昨年の暮れはホウレンソウ、そして年明けには小松菜で挑戦しています。
栽培法は何度か紹介した秘技「露天風呂栽培」。
なんと養液だけ20度前後に温めて栽培する養液栽培です。
野菜班から借用してiPhone用のサーモグラフィー撮影装置を使って
撮りましたが、写真には2つの小松菜が写っています。
手前にある黒っぽいものが土のプランターで栽培している小松菜。
いわば寒締め小松菜の定番ともいえる栽培法で
葉が黒いのは植物体が冷えている証拠です。
ところがその奥で黄色やオレンジに輝いているのが露天風呂栽培。
養液タンクである下部が黄金色に輝いています。
しかし見てほしいのは植物体の温度。
暖かな養液を吸収しているためか、葉も温められています。
寒締め栽培のポイントは根圏部を冷やすことにあるといいます。
つまりハンターズの露天風呂栽培はその常識に逆行していることになります。
でも植物体と外気温の差はこちらの方が格段に大きいので
どんな現象が起きるかわかりません。
このように当たり前なことに疑問を持ち
果敢に挑戦するのがフローラからの流儀。
後継者として踏襲するのは当然ですが
ハンターズにとっても、誰も知らない現象の第一発見者になれるビッグチャンス。
リクスをおうだけあって失敗も多いのですが、挑んでいる時はとても楽しいもの。
果たして収穫後の糖度はどちらが高いのか。その理由は何なのか?
今月下旬には収穫となります。