昔は冷蔵庫やビニールハウスがないため
冬場に新鮮な野菜を食べることは難しいものでした。
そこで考えられたのが干し菜。
カブや大根などを漬物にする際、
出てくる余分な葉を軒先で干して作りました。
昔はヤマセでお米がとれなかった南部地方では、津軽藩と違って貧しく
殿様といえどもお米が食べられなかったと伝えられています。
「南部殿さま ボタ餅好きで 夕べ七皿 今朝八皿
南部よいとこ 粟めし稗めし のどにひっからまる干菜汁」
旧南部藩地域に伝わる「とらじょ様」という歌です。
ここでも干し菜汁が出てきます。
きっと殿様も食べていたかもしれません。
この干し菜、からっからに乾燥させるだけなので
今でも誰でも作ることができます。
水で戻し、味噌汁の具にするだけですが、乾燥野菜は栄養分が凝縮しています。
懐かしい味なので、ぜひまた食べてみてはいかがでしょうか。
さて明日は農業クラブの検定。2年生は全員バスに乗って終日青森市です。
今日は久しぶりに朝から粉雪が降っています。
一生懸命取り組んだのに、風邪や寝坊で欠席しないよう注意しましょう。