年末、雪が積もる前の第1農場です。
この日は久しぶりに太陽が顔を出し、農場を明るく照らしていました。
なんだかこの倉庫、壁の色がイタリアなど南欧のようでちょっとお洒落です。
この壁、数年前までは確かクリーム色でした。
ところが馬淵川が台風による豪雨で氾濫し、第1農場が完全に水没してしました。
水の深さはなんと約3m。屋根のてっぺんが
隠れるぐらいの大量な水が押し寄せたのです。
数日後、水は引き、元に戻ったように見えましたが
汚い水に浸かった圃場は腐敗臭がしてきます。
そのため建物やその周辺は消毒剤だらけとなりました。
その水害から復興する際に、農場の建物は少し濃い色に塗り替えられたのです。
この倉庫は2階建で昔は田植え用の用具が入っていました。
今でこそ名農に水田はありませんが、現在の野球場はかつて大きな水田でした。
数十年前は水田担当だったので、当時、農業科で行なっていた田植えの準備のため
この2階にあがり、用具を出し入れしたものです。
色が変わってお洒落になりましたが、中は昔のままなのでしょうか。
明日は始業式。いよいよ3学期が始まります。