
昨年、まだ雪が降る前の第1農場です。
この農場は名農が誇る果樹園。
ご覧のようにリンゴの木がたくさん見えます。
どうやらこの木は、樹高が低いわい化仕立てのようです。
さてリンゴの枝は上にまっすぐ伸びる性質があります。
品質の良い美味しいリンゴをたくさん育てるには
どの葉にも満遍なく日光を当てる必要があります。
そのためは日陰を作る余分な枝を切り取る作業が大切です。
これを剪定といい、春になる前に行う剪定を冬季剪定といいます。
しかし剪定によって収量が大きく左右されるので
きちんと植物生理を理解していないとできません。
剪定は一人前になるまで10〜20年もかかるという職人技。
若手農家は最初、ハサミを手にしても怖くて怖くて切れないそうです。
おそらくベテランはどこの枝を切るとどんな樹形になるか
頭の中で半年後の姿が映像になって見えているのだと思います。
上達するには自分で考え、そして失敗を活かしながら
トライする経験が必要なようです。