課題研究の指導書にも掲載されている
名久井農業高校のLED信号機開発。
フローラの女子メンバーが、ハスの表面の突起を活かした
撥水技術で凍結を抑制する提案をして大きな話題となりました。
しかし提案したメンバーもすでに卒業。
今は同じ環境システム科のRED SIGNALSが
京都大学の先生と実用化を目指して研究を深めています。
昨年11月、横浜で開催された学会で発表してきたようですが
内容を拝見すると当初、フローラが提案したものとは
まったく別の方法で雪の付着を抑制しようとしています。
確かにフローラが行なった実験でもロータス効果だけでは
着雪を防げないことがわかっています。
この研究は、まもなく終わりということで冬休み中に
RED SIGNALSは京大と実用化試験を行うようです。
そこで今はなきフローラに代わって
現在のRED SIGNALSの考案した方法と
かつてフローラが考案した方法を組み合わせたタイプも
実験してもらえるよう提案しています。
フローラが言い出しっぺの研究だからこそ
どこかにフローラのエッセンスを残したいという理由もありますが
2つのアイデアを組み合わせたほうが
純粋に良い結果が得られそうだと感じるからです。
そのため、このようにロータス効果を発揮する
特殊な撥水フィルムも準備し、RED SIGNALSに提供しています。
決着をつける実験は数日後に始まります。