
ここは校長室。なにやらたくさんの人が押しかけています。
中央にソファにお客様とともに座っているのは
なんと3年生のバブルボーイズと2年生のハンターズではありませんか。
実は12月の中旬、全国のビジネスコンテストに入賞した彼らのもとに
仙台と八戸から主催者が来校され賞状を授与してくださったのです。
主催者は報道関係にも連絡したようで、当日は地元の新聞記者さんも
表彰式の会場となった校長室に詰めかけたというわけです。
さて彼らの考えたビジネスプランとはどんなものでしょうか。
まず3年生のバブルボーイズのアイデアを紹介します。
ビジネスタイトルは「インターナショナル スシ スクール」。
外国で人気のお寿司ですが、テレビで紹介されるように実際は似ていて非なるもの。
そこで全国有数の漁港を抱える八戸市に外国人向けの寿司学校を作るというもの。
ここで半年間かけて学びますが、指導するのは第一線をリタイヤしたベテラン料理人たち。
授業料を得るため、生徒さんは午前は八戸の魚市場、夕方はお寿司屋さんでアルバイト。
ワーキングホリデー制度を利用するので、就労問題はありません。
また宿泊は希望する家庭にホームスティをお願いし、
半年間の国際交流にも一役買う計画です。
授業の教材となる魚はもちろん市場で安くはじかれたもの。
授業料が安いのはこれも大きな理由です。
さらに月に1度、彼らが実習披露宴と称して一般の方に寿司を提供するイベントも計画。
安価で新鮮なネタを食べながら国際交流もできることから話題となるでしょう。
既存の和食学校と違い、わずかな費用で外国からきた生徒さんは学べ
アルバイトする事で八戸市の人手不足も解消する。
現在、外国人観光客がたくさん訪れるようになった八戸市のお店では
言葉のわかる外国人がアルバイトしてくれるおかげで助かるはずという
ウィンウィンで実際にできそうなアイデアが高く評価されました。
バブルボーイズ、やるもんです。
次回は2年生のハンターズのアイデアを紹介します。