
ハンターズの温室から見上げると
赤い実をつけた大きな木が目に飛び込んできます。
これはナナカマド。
七回かまどに入れないと燃えないといわれています。
このところ実がきれいな赤色になってきたので
ぐんと存在感を高めています。
おそらくこの実を食べに野鳥がやってきているはずです。
さてナナカマドと同じように赤い実をつける植物があります。
それはナンテン。正月飾りでよくお目にかかります。
ナナカマドとナンテンは似ているので仲間のような気がしますが、ずいぶん違います。
まずナナカマドは落葉樹ですが、ナンテンは常緑樹。
またナナカマドは10mもの高木ですがナンテンは4〜5m。
さらにナンテンはメギ科ですが、ナナカマドはバラ科。
似ていますが本当はまったく違う植物なのです。
でも共通して実が赤いのは
野鳥に食べてもらい種子を遠くまで運んでもらうため。
可愛さの後ろにしたたかさが垣間見えます。
実は赤い実をつける樹木はもっとたくさんあります。
みなさんのそばにある赤い実の樹木はなんですか。
ぜひ名前を調べてみてください。