大型水耕温室で野菜栽培が始まっています。
これはレタス。まだ小さいので姿も見えません。
ここで注目したいのが栽培ベッドを照らしているLED装置。
赤紫に輝いているように見えます。
しかし実際は赤と青のLEDがそれぞれあり
同時に照射することでこのような色に見えているのです。
ハンターズの先輩であるチームフローラは
この人工光による植物栽培を今から10年以上も前から取り組んでいます。
当時はどの色にどんな効果があるかまだ専門家も研究している状況。
したがって参考にできる論文もあまりありませんでした。
そんなことからフローラの初代メンバーが学会で
人工光の効果を発表すると大学生も先生方も
皆さん大変興味深く質問されていました。
あれから10年、今ではその効果も解明され
当たり前のように人工光を使えるようになりました。
ありったけの小遣いをはたいてライトを購入して
自分たちで自作設置した時代はもう昔です。
でもその長年の経験でフローラは目的に応じてマニュアルなしでも
波長や照射時間を選択できる力を持てるようになりました。
さてこのLED。コントローラーで青と赤の
光量のバランスを変えることができる優れもの。
南極の昭和基地に入っているものと同機種です。
環境システム科の生徒はこんなハイテクで遊んでいます。
このような学科の学習を中学生に公開するのが体験入学。
今年は7月31日の予定です。