
クリスマスローズの季節もすっかり過ぎました。
しかしご覧のとおり、花と思われているガク片は散りません。
長く楽しめるのは嬉しい特徴です。
よく見ると花の中心にある雌しべが大きく膨らんでいるのがわかります。
このようにクリスマスローズはほったらかしでも
簡単に結実し、たくさんの種子を得ることができます。
さて10数年前、一鉢数万円から数十万円という高値で取引されたクリスマスローズ。
現在の価格はどれぐらいでしょうか。
苗の大きさや花姿によってピンキリですが
まず安いものであれば一鉢1000円前後で手に入るようです。
異常とまでいわれたかつてのクリスマスローズブーム。
すっかり日本人の熱も冷めましたが
それでも育種家は新しい花色や咲き姿を求めて
交配しては日々に管理に励んでいるはずです。
ところで育種家はたくさんの苗をビニールハウスや
温室で管理しています。これらの農園のことを
Nursery(ナーセリー)、植物栽培園と呼びます。
一般に植物を展示公開している植物園はBotanical Garden。
同じ植物園でも呼び方が違い面白いものです。