
こちらは草花温室前にあるビニールハウス。
中を覗いてみるとご覧のとおり
たくさんの花壇苗が並んでいます。
しかし同じ花同士をまとめて並べたほうが管理しやすいのに
ここではバラバラに置かれています。
不思議に思ってよくみると、注文者名がついています。
注文された方は自動車で受け取りにきます。
もしお客様が来校されてから花を探していては
無駄に時間がかかり、長い行列ができてしまいます。
つまりこれはお客様がすぐ注文された苗を受け取れるよう
事前に注文者ごとに花を分けているのです。
こんな小さな気遣いが嬉しいですね。
さて今日は名久井農業高校恒例のイベント「環境緑化の日」。
校内の環境整備を行った後、
それぞれの出身地区にある駅など公共施設に集まり
花植えをする全校生徒、職員で取り組む名物行事です。
この行事は昭和時代に環境緑化活動の功績が認められ
内閣総理大臣賞を受賞したのを記念して設けられたもので
昔は生徒職員からポスターや標語を募集して表彰したり
全校生徒で記念植樹をしていたものです。
第二の校訓ともいえる「緑育心」もこの時に誕生しています。
現在、内容はかなり簡素化されましたが
昭和、平成、令和と時代を超えて催される
地域に根ざした最も名久井農業高校らしい活動といえます。