
ご覧下さい。
白い紙の上に赤く発色した部分があります。
これは一般細菌試験紙。ハンターズが今年購入しました。
手や指、床、水など生活環境や水の衛生管理をする際
用いるもので、誰でも簡単に手にはいります。
細菌がいるとコロニーが赤いスポットとしてあわられ
その数を数えることで菌の多少を知ることができる便利もので
フローラ時代はよく使ったものです。
これはハンターズの環境研究の実験結果。
明らかに中央の試験紙に菌が少ないことがわかります。
1回だけでは誤差があるので3回繰り返しましたが結果は同じ。
仮説通りの結果を得ることができ、自信を深めています。
さてこのように何かと実験には費用がかかります。
フローラはさまざまな大会で賞をいただいたこともあり
潤沢な資金を持っていました。
SSHのような多額な予算ではありませんが
たった5〜10名のメンバーが使うには十分。
一人当たりの予算額や支出の自由度は
おそらくSSHを凌いでいたのではないでしょうか。
ところがハンターズは今年スタートの新チーム。
そのため資金はほんの少ししかなく、100円ショップで購入したもので
実験装置を作るなどさまざま苦労しています。
そんな彼らにとってフローラが置いていった
さまざまな研究資材はとてもありがたいもの。
学校の理科室や実験室にもない貴重な装置などが眠っています。
つまり温室や倉庫は宝の山なのです。
実験を進めるために必要なものをガチャガチャ探し出す姿をみると
文字通りトレジャーハンター。あらためてフローラに感謝です。