今の時期、きれいな花を咲かせるのが菜の花(アブラナ)。
アブラナ科を代表する植物です。
この科の特徴は4枚の花弁ですが
実は昔、アブラナ科は十字花科と呼ばれていました。
ラテン語ではCruciferaeといいますが、クルスとは十字架。
つまりこの4枚花弁が十字花に見えるということでこの名で呼ばれていました。
現在は典型的な植物で科名を表現するルールとなったため
アブラナ科となりましたが、まだ十字花科と併記されているものもあるようです。
さて私たちの食卓はこの十字花科、つまりアブラナ科のお世話になっています。
ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、ケール
カラシナ、カブ、パクチョイ、ハクサイ、ダイコン、ワサビ、クレソン。
ざっと挙げただけでこんなにあります。
名農の農場はもちろん、環境システム科の3年生が起業している野菜工場でも
たくさんのアブラナ科を見ることができます。
アンパンマンではありませんが、みんな大好きアブラナ科なのです。
そんなメジャーな植物なのですが、なぜかハンターズの温室には
ビート、ライ麦、インゲン、カノコソウと
ひとつもアブラナ科はありません。
どうやら栽培する植物から見てもフローラやハンターズは変わり者。
少数派、マイノリティーのようです。