こちらはあるハンターの実験準備風景。
昨年はFLORA Jr.として国際大会に出場したフローラを
サポートしてくれましたが、今年は何やら一人で作業をしています。
白いものは水道管などを保温するカバー。
そして突き刺しているのは半田ごてです。
彼は5年ほど前、フローラの先輩が行った
ヤマイモ類の養液栽培に再び挑むことに決めました。
かつて先輩が実験した時は、ちゃんと育ったものと
生育不良のものの2種類が現れ、思うような結果とはなりませんでした。
しかし立派に育ったものがあるということは
完全にお手上げではないという証拠。
そこでフローラは昨年、同じ環境システム科の施設園芸班に
このテーマを引き継いで実験をしてくれるよう依頼していました。
ところが担当された先生がこの春異動され
結局、この研究は頓挫していました。
進む道は行き止まりかもしれない。
リスク承知で誰も行ったことの道の先を見てみたい。
もしかしたら誰も見たことのないとんでもない現象に出会えるかもしれない。
そんな好奇心がこのハンターを冒険の旅に向かわせたようです。
探検家や冒険家が一番ワクワクを感じるのは
発見した財宝ではなく、果敢に挑んでいく過程だといいます。
断片的な過去の情報を参考にしながら手探りの準備が続いています。