青森県立名久井農業高校は現在、京都大学と
雪国向きLED信号機の開発に取り組んでいます。
以前も紹介しましたが提案したのは2015年の秋。
テクノ愛という科学技術の発表会で当時2年生と3年生だった
二人の女子が発表したアイデアに京大が賛同されたのがきっかけです。
トーヤルロータスというハスの葉の撥水作用を模した
ヨーグルトの蓋からヒントを得て提案しました。
翌年からフローラと環境システム科の工業班で
京大の先生の指導を受け、さっそく実験が始まりましたが
予備実験と違い、本物の雪はなかなか手強いことを知りました。
それでもどのような形状が一番雪を付着させにくいのかを
青森県警主催の発表会で紹介し、ユニークな発想は大いに話題となりました。
オリジナルのフローラメンバーは卒業したので研究を引き継いだ工業班。
TEAM RED SIGNALS を立ち上げ、
新しい視点からのアイデアも加えて完成を目指しています。
先月、本物の信号機が実験室に持ち込まれました。
これは実験用の発光部分だけのものですが、直径25〜30cm。
以外に薄いのに驚きです。
でも信号機が持ち込まれるということは、そろそろ出口が見えた証?
次の冬の完成を目指し、4月から本格的に活動が始まります。