
先日、おせんべいの「味しらべ」をいただきました。
岩塚製菓の「味しらべ」は亀田製菓の「ハッピーターン」と並ぶ
日本を代表するロングセラーのおせんべいです。
どちらも米どころ、新潟の会社ですが
この味しらべにはなんと五農米と記されています。
どうやら青森県の五所川原農林高校さんのお米を使っているようです。
津軽は青天の霹靂を代表とする美味しいお米の産地。
もちろんこの味しらべも美味しくいただきました。
このように全国的におせんべいといえばお米で作るもので
材料は私たちが日頃食べているご飯と同じ「うるち米」です。
ところがせんべいによく似たお菓子にあられ、おかきがあります。
こちらの原料は同じお米でも「もち米」。
大きいものをおかき、小さいものをあられと分類しているそうです。
ところが青森県でせんべいといえば、小麦が原料の「南部せんべい」。
冷涼な気候のためお米がとれなかった太平洋側の南部地域は寒さに強い作物が主体。
そば、あわ、ひえ、イモ、エゴマ、小麦などを主食にしていたため
郷土料理もみんな雑穀が原料です。
そんな雑穀文化の中で生まれたのが小麦を使った南部せんべいなのです。
さて津軽に行くと「津軽せんべい」なるものが販売されています。
こちらも南部せんべい同様、小麦のせんべい。
津軽は南部と違ってお米がたくさんとれたはずなのに
なぜ小麦のせんべいなのでしょうか。
その理由はまだわかりません。