
園芸科学科の温室の隅にシクラメンが咲いています。
シクラメンといえば名農が文化祭で販売する人気商品。
今も温室にあることから売れ残りのように思えますが
このシクラメン、なんと昨年もこの場所で咲いていました。
どうやら非売品のようです。
それもそのはず、かなり個性的な品種です。
ちょっと見た感じ、何色の花かわかりますか。
答えは赤。きれいな赤がこのシクラメンの花びらです。
でも白い花も見えます。
実はこの白い花びら、大きなガク片なのです。
赤い花びらの外側に白い大きなガク片が付いているので
まるで八重咲きのように見えます。
花びらもガク片もそもそも葉が変化した器官。
品種改良の結果、似てきてもおかしくありません。
農業高校では花の仕組みを1年生で学びますが
このような花を教材にしたら面白いかもしれません。