
「もちとうもろこし」の茎葉をきれいさっぱり処分した環境システム科の2年生。
作業の途中で、まだ茎に立派なとうもろこしが実っているのを見つけると
このように収穫しては並べ始めました。
彼らが植えたのは一般に「白もちとうもろこし」という種類。
しかしよく見ると黒い粒のとうもろこしがあります。
実は少し離れた畑に「黒もちとうもろこし」という種類も数株植えていたのです。
おそらく黒もちの花粉が飛んで絹糸についたため
このようにまだらになってしまったのだと思われます。
気持ち悪いと思われるかもしれませんが、味は変わりませんのでご安心を。
しかし今さらこれを食べる気にはなりません。
そこでこのまま乾燥させて文化祭で種子として配ることにしました。
もちとうもろこしは甘さ控えめですが、もちもちした食感の珍しい品種。
現在主流のスィートコーンにはない、なんともいえない昔懐かしい味をもっています。
手に入らないわけではありませんが、せっかくなので
来場された方に無料で差し上げ、来年楽しんでもらおうという考えです。
F1が主流の現代ですが、嗜好に合わないとか流通経路に乗りにくいなどの理由で
忘れられて行く在来種をもう一度見直すのも面白いものです。