セミの抜け殻を見つけたと思ったら
そのすぐそばの木になんと本物のセミが止まっていました。
じっとして動かないところを見ると
先ほどの抜け殻の持ち主のようです。
羽化したばかりでまだ飛べないようです。
おそらく体の色や大きさからしてミンミンゼミではないでしょうか。
青森にはこの他にアブラゼミ、ヒグラシなどがいますが
関西などで見られるクマゼミはいません。
しかし温暖化が進んでいるため
じきにこちらにも南国のセミがやってくるかもしれません。
さてセミの命は短くて「儚さ」の代名詞のようにいわれます。
実際1ケ月ぐらいしか生きられません。
ところが土の中で過ごしている幼虫時代があります。
こちらはとても長いことで知られています。
もしこのセミがミンミンゼミだとしたら
土の中で2〜5年は生きていたことになります。
しかし長い赤ちゃん時代が終わるとあっという間に終わるセミの一生。
夢にまで見た地上はセミにとっては玉手箱のようなもの。
なんだか浦島太郎のような儚さを感じます。