
水耕栽培で野菜を育てています。
環境システム科の3年生がその管理と収穫に当たっています。
上から吊るしているのが赤と青の混合LEDライト。
南極の昭和基地で使われているものと同機種です。
この光を受けているので白菜だけでなく
いろいろな葉菜がみんな紫色になっているのがわかります。
冬になり植物の話題が少なくなっていたため
こんな野菜の姿はとても新鮮に感じます。
さて日本中で野菜が高騰してニュースになっていますが
もし先人が聞いたらどう思うのでしょうか。
野菜にはそれぞれ旬があります。
旬に食べてこそ美味しく栄養が多いことは周知の事実。
したがって何も冬に高いお金を払って
トマトやキュウリを食べる必要はないと
お叱りの声をいただくかもしれません。
しかし温度だけでなくLEDで光の波長を
コントロールできるようになった今、
旬以上に栄養の多い野菜を作れるようになってきました。
残念ながらまだこの技術は認知度が低いのが課題。
LEDを照射した危険な野菜は食べるわけにいかないと
いわれることもあるぐらいです。
名農ではこの施設園芸の取組みで
理解者を増やそうと取り組んでいます。