種差海岸のサクラソウです。
ご覧のとおり、きれいは桜色の花を咲かせています。
みなさんは「サクラソウの目」というのをご存知ですか?
花を中心部をご覧下さい。
雌しべの入っている暗い穴の周辺が白くなっています。
これを「サクラソウの目」といっています!
メジロという鳥がいますが、
黒い目玉の周りが白くかわいい顔をしています。
このサクラソウも白い部分がはっきりしているので
お目目ぱっちりでかわいらしく見えます。
さてもうひとつ注目してほしいのが目の中です。
このサクラソウは穴の中が何も見えません。
これは中に入っている雌しべ(花柱)が短いためです。
このように雌しべが短く穴から見えないものを短花柱花といいます。
自然界には穴から雌しべが顔を出している長花柱花と
おそよ1:1で存在するといわれています。
なぜならサクラソウは自家受粉を防ぐため
この2つのタイプの花同士で受粉する仕組みを作り上げたからです。
さてそれでは長花柱花を探してみましょう。