2011年の東日本大震災をきっかけとして
取り組んできたサクラソウの救出活動。
2013年には種差海岸が三陸復興国立公園に指定されたことから
より自生地を長期的に存続させるかに活動の方向を修正しました。
そのためには種差海岸の気象やサクラソウの生育環境を
知るべきと考え、自らの手で観測に取り組みました。
その結果、内陸に比較してかなりの低温多湿であること、
海浜植物など競合植物に負け、開花直後には
埋もれてしまい、光合成が十分できないことを科学的に証明。
さらに遺伝的多様性に欠けているため
いくら株が増えても将来は絶滅する可能性が高いことを
さまざまな会議などで発表することができました。
写真は土壌水分マップ製作のため2mごとに測定してるところ。
一見同じに見える自生地ですが、かなり水分のばらつきがあり
多いところだけにサクラソウが自生していることがわかりました。
セカンドステージは環境調査。
チームは救出から保全へと舵を切りました!