
2月3日、今日は節分です。
節分とは文字通り季節を分けると書きます。
なぜなら翌日の2月4日は立春。
つまり今日が冬の最後の日で明日からは春になるのです。
ということは春と夏、夏と秋、秋と冬の境も節分。
事実、昔は1年間に4回節分がありました。
しかし豆まきをするのは冬と春の間の節分だけです!
理由は簡単。春になるということは
新しい年の始まりということ。
だから1年間の無病息災を祈って
豆をまいて厄よけを行うのです。
このように単なる季節の分かれ目だけでなく
新年のスタートとも重なっているので
春の節分だけが今も伝統行事として残っているのだと思われます。
あるコンビニが売り上げ増のために、夏の節分を復活させ
恵方巻きを販売したことがあります。
しかし思ったよりふるわず失敗してしまったそうです。
人気の恵方巻きも新年始めに行うもの。
同じ節分でも意味が違うのに気がつかなかったのかもしれません。
さて豆まきで使うのはもちろんダイズ。落花生ではありません。
ところでこの緑のダイズをご存知ですか。
「あおばた」という名の昔ながらの在来種です。
でもおそらくみなさんもこのダイズは食べたことあるはず。
なぜならあおばたは伝統料理の「豆しとぎ」の原材料。
豆しとぎが緑なのはこのあおばたの色なのです。