JFL前期第1節[横河武蔵野FC×ツエーゲン金沢]を、国立西が丘サッカー場にまで行って観戦した目的は、マイケル・ジェームズだけじゃありません。
長谷部彩翔もまた、金沢にレンタル移籍していますから、彼のチェックも目的のひとつです。

彼は、マイケル同様、スタメン&フル出場を果たしました。
ポジションはボランチ。
ツエーゲンの布陣は、久保竜彦と田中俊也をツートップとする、4-4-2。
そのダブルブランチの一角を務めました。

長谷部は、JSCに出向していたときは主にサイドバックでしたが、今度はボランチ。
まあ、でもアルビユース時代にもボランチを経験しているし、アルビ入りしたルーキーイヤーにもそこをやっていたし、〝慣れ〟はありますね。


吾輩のアヤトに対する評価は、守備は合格、攻撃は赤点。
総合して及第点。
敢えて、辛口評点です。

ディフェンスは、100点満点じゃないけど、そつなく守っていたと思います。
なにより、当たり負けしていないのが、注目に値します。
彼、この試合で、殆ど倒れてなかったんですよ。
それどころか、相手選手側を倒していたほうだし。
もちろん、反則して倒したんじゃないですよ、正当な守り方をしてのこと。

彩翔の肉体をごく至近距離で見たことがあるんだけど、すげームキムキマン!
体脂肪なんて、5%切ってんじゃねーのか?という程、絞り込まれています。
まあ、だからってイコール倒れにくい選手とは言えないんだけど、あの裸体を見たら、むべなるかな、と思えますね。


ところが、攻撃となると……
どうも、味方の選手たちと息が合わない。
味方が欲しいときにパスを出さない、出せない―
サポートに入っているのに、それを気づかないのか、気づけないのか、〝無視〟する形になって、ボールを奪われる―

だから盛んに、周囲の選手から“アヤト!”と指示、というか注意喚起の声を受けていましたね。

本来ならば、彩翔が攻撃の起点にならないといけないのに、それが果たせていないんです。
従って、金沢の攻撃の起点が、左サイドバックの根本裕一に偏重する羽目になり、ツエーゲンの攻めが一本調子に陥ってしまった感が否めません。


それとシュート精度。
横河武蔵野のゴールキーパー飯塚が〝当たっていた〟ので―それでも2失点したけど―大量得点に至らなかったけど、ツエーゲンの放つシュートは、大部分が枠内への厳しいコースに飛んでいました。
しかし、長谷部だけ例外。
放ったシュート2本は、枠を大きく、大きく、外れ……
他の金沢の選手の精度が高かっただけに、余計に、ハズレっぷりが目立ちましたわ。
同じボランチの山道選手が、見事なコントロールシュートで先制点を奪ったのと対比すると……


ツエーゲンには、川崎フロンターレや柏レイソルで活躍した山根巌が加入しています。
ケガなのか、病気なのか、この試合にはベンチ入りさえしてませんでした。
でも山根が復帰してきたら、〝今の〟彩翔じゃ、先発落ちは必定。
それじゃあ、なんのために、武者修行に出たのか分かりません。

もっともっと練習して、味方の特徴を掴んで、山根が戻ってもポジションを明け渡さないようになってもらいたいと、切に願います。