第1位 浦和レッドダイヤモンズレディース 勝ち点19 6勝1引き分け
第2位 日テレベレーザ 勝ち点15 5勝2敗
第3位 東京電力女子サッカー部マリーゼ 勝ち点15 5勝2敗
第4位 INAC神戸レオネッサ 勝ち点12 4勝3敗
第5位 アルビレックス新潟レディース 勝ち点11 3勝2敗2引き分け
第6位 岡山湯郷Belle 勝ち点5 1勝4敗2引き分け
第7位 ジェフユナイテッド千葉レディース 勝ち点3 1勝6敗
第8位 スペランツァFC高槻 勝ち点1 6敗1引き分け
2009プレナスなでしこリーグディビジョン1の第2クール(第8節~第14節)に限った戦績を計算したら、アルビレックス新潟レディースは、第5位だった。
8チーム中の5位なので、それだけ見たら大した自慢にはならないけど、「勝ち点」にフォーカスを当てれば、なかなかの大健闘。
神戸とは「1差」、日テレと東電とは「4差」というのは、従来のアルビレディースのことを思えば、〝大躍進〟。
なにより、たった1クールで二桁の勝ち点を獲得できたことが評価に値する。
1部リーグ初参戦だった2007シーズンは、全21試合を終えての勝ち点は「12」。
2008シーズンのそれは「11」。
即ち、1シーズン費やさなくては勝ち点10台に達しなかったクラブが、その3分の1の期間で達成することが出来るようになったというわけだ!
次に、今季第1クールの戦績と比較してみる。
第1クールの新潟レディースは、1勝5敗1引き分け、勝ち点4の成績。
勝利数が2つ増えて、負け数が3つ減り、引き分けが1つ増。
第1クールに敗れた千葉レディースと神戸レオネッサにリベンジを果たし、完敗だった浦和レディースと岡山湯郷とは引き分けに持ち込み、高槻は返り討ち。
一方、東電にはまたも負けて、第1クールでスコアレスドローだった日テレにはあと少しのところで突き放されての敗戦。
第1クールで記録したアルビレディースの総得点は「5」、対して総失点は「15」、得失点差マイナス「10」。
第2クールは、総得点「11」、総失点「11」、得失点差プラスマイナス「0」。
第1クールに比べて、得点は2倍に増加、失点は3分の2に減少。
被完封試合が、第1クールは3回あったけど、第2クールは毎試合ゴールを決めることに成功している。
完封ゲームは、第1クールの2回から1回に減ってしまったけども、その代わり、『1試合3失点以上』というのが、第1クールは5回もあったのに、第2クールはマリーゼ戦の1回のみに。
〝虐殺〟される試合が、要するにサポも選手も“ツラいなあ”と感じるゲームが、大幅に減ったということ。
1試合平均で見ると、「0.71」得点だったのが「1.57」得点に―
「2.14」失点だったのが「1.57」失点に―
当たり前のことだけど、ゴールを奪える回数が増加して、逆に奪われる回数が減少したんだから、アルビレディースの勝ち点が増えるのは自然な流れ。
失点自体が減ったのに加えて、点の奪われ方そのものも〝改善〟されているのも特徴。
失点するんだから、本来は良いも悪いもないんだけども、その「プロセス」に進歩の跡が見られるように。
失点パターンは、大別して2つあって、一つは相手チームの攻撃を称賛するしかないというもの。
例えば一昨日の宮本恒靖のオーバーヘッドゴールは、この分類。
そしてもう一つは、自滅による失点。
DFとGKが〝お見合い〟をして、逡巡しているうちに相手にボールを奪われて、それでゴールネットを揺らされるというのは、その典型例。
アルビレディースの失点は、これまで後者が圧倒的に多かった。
1部リーグに昇格したばかりの2007シーズンは、相手との格差があり過ぎて、向こうの攻撃に翻弄されて失点するというのが圧倒的だったけど、1部リーグに慣れてきた2008シーズンからは自滅失点が急増。
つまらないミスから―最終ラインの連携ミスで失点など―向こうに得点を献上するので、選手たちは落ち込む―
防げた失点なのに、そうじゃないから集中力が切れ掛かる。
そこを更に敵チームに畳み込まれて、余計に点を奪われる。
サポもそういうのを見せられると、正直テンションが下ってしまう。
ひいては、観客動員にも影響してくる。
今季の第1クールでは、失点の3分の2くらいは、その手のものだったんだけど、第2クールは激減。
術中に嵌ってゴールされることはあっても、アンラッキーな形で点を献上することはあっても、こちらのミスで失点というのはかなり減少。
観戦していない試合についてサポ仲間に尋ねると、やはり自滅失点が減少しているとか。
モバイルアルビレックスでは、試合終了後の選手コメントを掲載しているけど、それを読むと“守備が良くなっているので”という趣旨のものを、よく残している。
彼女たちも、データ上の話じゃなく、〝皮膚感覚〟としてディフェンスへの手応えを実感しているということだ。
過去2シーズン、アルビレディースは年間で50失点してきたのだけど、このままのペースでいけば、いや更に守備を整備できれば、総失点が「40」に届かずに済むのではないか。
そうなれば、勝ち点がもっと上積みされて、順位表ももう少し上がるだろう。
第3クールは、国体を挟んでだから、コンディション調整等が難しくなるし、相手チームのアルビ対策も進むだろうから、第2クール同様に勝ち点を挙げられる保証はないけど、でも勝ち点を「14」獲得できるだけのポテンシャルは、充分にあると思う―身贔屓なしの見解で。
そして、第3クール開始日は、9月第1土曜日から。
