きのう20日の大阪府吹田市や茨木市は暑っちぇかったですわ。
中心地の梅田も蒸し蒸ししていて、朝の7時30分くらいでも、じわっと額に汗をかいてしまうほど。
“あ〃 こりゃ、ガンバもアルビも、どっちの選手たちも大変だわぁあ”
そう危惧したけど、万博記念競技場にはやや強い風が、バックスタンド方向からメインスタンド方向に吹いていたので、気温と日射の割りに、湿度はそんなに高くなかったです―試合記録を見たら湿度は57%。
そんな気象状況もあって、戦前の予想よりは互いに運動量のある試合展開になったんだけど、そんな中で苦しんでいたのがガンバ大阪のボランチの橋本。
それとアルビレックス新潟のFWの矢野貴章。
両者とも、17日の水曜日にメルボルンで国際試合をして、長距離移動も伴っての中2日でゲームだったから、そうなってしまうのが〝自然〟といえば〝自然〟なんだけどね、2人とも「キビキビした動き」が欠いていましたわ。
最初はね、橋本のパフォーマンス良かったんです。
“あんた、水曜日に豪州戦に出たんだよね?”と突っ込みを入れたくなるくらい、効いていた橋本。
昨季、AFCアジアチャンピオンズリーグとJ1リーグ戦、それにFIFAクラブワールドカップと天皇杯、これらの厳しい日程を並行してこなしてきたガンバ大阪です。
なるほど、その経験が活きてきたのか!
そう思って納得したんだけど、午後3時50分くらいから、段々と動きが鈍くなり…
後半も運動量は低いまま。
“おい、西野監督、橋本を代えた方が良くないか?”
“いや、フレッシュな選手に代えたら、逆に新潟に不利だから、このまま90分間、プレーし続けてくれた方が助かるのか”
しかし、そんな橋本だけど、動けない状況でもボランチとして最低限の仕事をしていたのだから、敵ながらアッパレ。
そのへん、昨シーズンの経験が反映されているのかな。
けどまあ、流石に、日本代表での疲労度は、精神的にも肉体的にも、ACLなどより遥かに上なんでしょうな。
W杯に出られるかどうかという尋常ならざる緊張を味わい、南アフリカ行きが決まって消化試合になったけど豪州には勝たなくてはいけないという重圧を背負い、そして一番堪える逆転負けを喫して……
修羅場を潜り抜けてきた橋本だけど、相当に蝕まれていたんだろうね。
そして矢野貴章。
新潟経由大阪行き、ってことも重なって、動きの重いこと重いこと。
[4-3-3]システムの右ウイングに位置する貴章は、攻撃時は当然として、守備時には脱兎の如く自陣深くまで下って、あたかもサイドバックかのようにディフェンスをします。
それは左ウイングのペドロも同様。
ペドロ、ガンバ戦でも守備に攻撃に大奮闘でしたわ。
しかし、矢野がペドロのように〝ダッシュで戻って〟守備をしたシーンは、皆無に近いくらい無かった。
あと、コーナーキックの危機の際は、背の高い大島やキショーもゴール前に張り付くけども、そのゴール前に向かう足取りがまた、重かった。
いつもならば、キビキビと駆けつけるのにね。
それに、ハイボールの競り合いでも、そのジャンプ力に往時の力強さ・高さはなかったしさ。
だから、後半の大部分は、あまり前に出ずに、守備に力を入れていたし。
事実、彼は試合後に
“最初からきつかった”
と洩らしているもんな。
寧ろ、脚を攣って交替を余儀なくされるまで、よくピッチに立っていたよ、というところ。
そしてコンディションが万全でない中、〝美味しいところ〟をかっさらっていくんだから、大したもんだ!!
最初、松下のダイビングヘディングシュートかと思ったけど、あれ、いわゆる折り返しだったんだね。
アウエーゴール裏から、イマイチ、把握できなくて。
で、てっきり、それを大島が決めると思ったら、ボールは矢野貴章の前に!!
思わず、心の中で“(地面に)叩きつけろ”と念じたら、実際にそういうシュートを放って、ゴールネットを揺らしちゃってさ!
FWが、それも代表に選ばれるようなエースが得点を決めたんだから、これは理想的な試合運び。
いやあ、繰言になるけど、キショウは美味しいところを持って行ったよ。
たぶん、昨日の彼のシュートは、あの先制弾の一本のみ。
それを確実にモノにしたんだからね!
最初から「ガス欠」のために、彼自慢のタフネスさを活かした攻守は見られなかったけど体調が悪いならば悪いなりのパフォーマンスを遂行して、でも、決めるべきは決めると!
スゴイね、矢野貴章は。
スポーツ新聞のWEBに掲載されたコメントをチェックしてたら
<今日は先制ゴールしか仕事してない>
というのを見つけました。
日刊スポーツは、それを謙遜と書いたけど、実際、それは謙遜じゃないと思う。
ホント、「いつもの矢野貴章」じゃなかったもん。
けど、それでも結果を出すんだから、矢野貴章は確実にランクアップしてんだなあと。
これも代表メンバーとして揉まれてきた成果なんでしょうな。
<コンディションは良くなかったけど、そんな中でも質の高いプレーが求められる。
それが代表選手というもの>
この試合後コメントに、それが凝縮されていますよね。
そして代表に選ばれているという誇りも!!