プレナスなでしリーグ、第2節を終えて、未だ勝ち点が「0」というのが、全8チーム中3チームある。
東京電力マリーゼ、アルビレックス新潟レディース、伊賀FCくの一。

マリーゼは第1・2節ともアウエーゲームで、第3節がホーム開幕戦。
マリーゼには多数の支援者がいるわけだし、意地に賭けても初勝利をもぎ取る構えだ。

一方のアルビレディースも、黙って向こうに勝ち点3を献上するつもりは、さらさらない。
マリーゼ相手に、今季の初勝利奪取をして、29日の伊賀FC戦にも勝ち、一挙に勝ち点を「6」にまで積み上げなくちゃいけない。


マリーゼは、第1節の日テレベレーザ戦を[0-1]、第2節のINACレオネッサ戦を[1-3]という結果で終えている。
あのベレーザ相手に、しかも向こうのホーム開幕戦で、このスコアは大健闘の類に入るだろう。
まあ、リーグ戦開幕直後だから、いくらベレーザでもエンジンはそう暖まっていない。
なので、そこらへんは差し引かねばならないのだけど、それでも大健闘だと思う。

INAC戦は、先手を取ったのがマリーゼ。
しかし、後半、INACの外国人選手にハットトリックを達成されて逆転負け。
INACは、今季のダークホース。
まあ、アウエーでもあるし、負けても仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。

試合内容を見ていないから断言できないのだけど、試合を観戦した人のリポートを読む限り、マリーゼはエースの丸山―彼女は日本女子代表選手でもある―にボールを集めて、そこから打開していく戦術を取っている模様。

相変わらず、マリーゼは〝丸山のチーム〟のようだ。

となると、アルビレディースは当然、丸山を徹底マークしなくちゃいけない。
彼女に振り切られ、自由にさせると苦しい展開になるのは必至。

それとマリーゼは、右サイドからの攻撃が目立つという話だ。
右サイドウイングの五十嵐と、サイドバックの中村にも要注意しなくてはいけないようだ。
対面するアルビLの左サイドバックは、江橋桂の予定。
彼女の守備力で、局地戦を制してもらいたい。

でも、桂のSBは機能しているとはお世辞にも言えないので、誰か違う選手が入るかも。
だったらだったで、その選手の守備力が問われる。


マリーゼのゴールマウスを守るのは、天野実咲。
彼女は、早稲田大学ア式蹴球部のGKとして鳴らした女性だ。
しかもルーキーなのに、である。
うちは、轟が引退し、誰もGKがいなくて、それで仕方なくルーキー3人のGK体制を敷いているのに対し、マリーゼはベテランのGKがいるんだけど、それを押し退けての天野起用なのだ。

天野は、昨年のFIFA女子ワールドカップでは、なでしこジャパンに召集されたし、昨季はレッズLの特別指定選手にもなった逸材。
まあ、なでしこジャパンに呼ばれたのは、“将来、お前が日本の正GKになるんだぞ”という激励的な思惑があってのことだろうけど。

天野一人で守るわけじゃないけど、彼女からゴールを奪えるかどうか?

アルビLのGK諏訪と、マリーゼのGK天野との「大卒新人GK対決」という見方も出来るね。


ちなみに、ちなみに、天野はすんげぇ身体をしています。
身長は170㎝超えてるし、ゴールキーパーというポジション上、横もあります。
伊賀のママさんなでしこリーガーの宮本ともみ、彼女も身体の大きくて、それを生で見てビックリした人は少なくないでしょう。
天野はね、宮本よりも更に肉体的に大きいです。
若い女性に、デカイだの、大きいだの、誠に恐縮な表現になってしまい申し訳ないのだけど、他の選手よりも頭3つも4つも高い。
リーチもあるから、ハイボールの処理はお手の物。
単純にクロスボールを上げても、効果薄し。
低く速いセンタリングを放り込まないと、ゴール前の攻防は厳しいね。



アルビLは今季、シーズン10勝が目標。
であるならば、そろそろ勝たなくちゃいけないし、マリーゼは1部リーグの8チーム内で相対的に戦力が低いのだから、なにがなんでも勝利を挙げるのが至上命題だ。

トップチームが札幌ドームで試合をするため、現地に行くサポーターの数がそう集まらないのが痛い。
と書いている吾輩もその一人なのだけど。

サポもどれだけ大きな声と手拍子で、アルビレディース戦士達を後押しできるか?
こういう環境だからこそ、サポの力量も問われる試合になるね。

そして、男女アルビが揃って勝利を挙げて、Wの喜びに浸れる土曜の夜にしよう!