2007シーズンのアルビレックス新潟の戦い等を振り返って、吾輩、10の重大ニュースを選定しました。

ではまず、第10位から――

って、序列をつけるのが難しいよ~( ̄~ ̄;)
悩みますよ~( ̄~ ̄;)

で面倒くさいので、順位無しで、10のニュースを選びました。
でも、10個選ぶのにも、時間が掛かりましたがね。

では一つ目のニュース。
[開幕戦で初めて勝ち点と得点を奪う]

Jリーグのディビジョン1に昇格して以降、アルビは、開幕戦で勝った試しがなかった。
しかも、ただの1得点も挙げていない、つまり3季連続で完封されている始末。
挙句、新潟の開幕戦といえば、惨敗・大敗が通り相場。

しかし、J1昇格4シーズン目にしてようやく、勝ち点をもぎ取りました
ゴールネットを揺らせました

2007シーズンのチーム第1号GOALを決めたのは矢野貴章

終盤に大分トリニータに追いつかれて、勝利こそ出来なかったものの、それでも待望の勝ち点をマーク。
九州石油ドームに馳せ参じた大部分のサポは、第1節で勝ち点を記録したことに、満足したものでした。


では吾輩が選ぶアルビ10大ニュース、二つ目は
[4位でリーグ戦を折り返し、しかも得失点差がプラスを維持]

吾輩は、今年最初のエントリー記事で、「今シーズンは、優勝を本気で目指して応援するぞ」という旨のことを書きました。
けどね、4位で折り返したというのは、想定の範囲外でしたわ
その上、得失点差がプラス状態というのにも、驚きです

正直、こんな上位に居ていいの?みたいな感覚です。
慣れない順位にアルビがランキングされていることに、夢見心地です。

夏場の苦しい時期を乗り越えて、12月1日には、歓喜の優勝の瞬間を迎えたいものですな


では、三つ目のニュース
[ホームのセイゴローで記録的な虐殺を喰らう]

カシマスタジアムやら、広島ビッグアーチやら、アウエーゲームで大敗することはあっても、東北電力ビッグスワンで虐殺されることはなかったアルビ
が、不名誉にも、その歴史が書き換えられました。

まさか、「0-6」というスコアが刻み込まれるとは_| ̄|○
しかも皮肉なことに、4月28日は、今季一番お客さんが入ったゲームであり、歴代観客動員記録でも上位に入るほどの観客が入場したゲームであった。
そういう大勢の人の目の前で、6回も敵チームのネットが揺れて…

ここんところ、横浜Fマリノスの攻撃陣が停滞気味。
新潟大分、それに川崎と対戦したあたりが、横浜FMが超絶好調の時期だったんだよね。
なんとも巡り合わせの悪いときに、対戦したもんだよ┐(´-`)┌


続いて、四つ目のニュース
[ホームゲームが雨に祟られる]

ヤマザキナビスコカップの3試合は悉く晴れるのに、リーグ戦となると悪天候に見舞われる東北電力ビッグスワン。
ここまで8試合を消化したうち、雨若しくは雪の中のゲームだったのは4試合。
残りの4試合も、キックオフ直前まで雨が降ってたり、小雨がぱらつく程度だったりと、完全なる晴天の下で行われた試合は無し。

6月30日も、またまた雨の予報だし、なんでアルビの試合がある週末に限って、新潟県内は雨に見舞われるんだろうね┐( -"-)┌

そして皮肉なことに、アウエーゲームだと天気に恵まれるんだよね。
広島ビッグアーチ以外は、晴れ 晴れ 晴れ
(ナビスコ杯だと、カシマスタジアムが雨で、瑞穂が半端じゃなく寒かったって話だけど)


五つ目のニュース
[河原亜土夢がFIFA・U-20ワールドカップ2007に出場]

河原和寿田中亜土夢、2人の若き戦士が、U-20W杯の出場メンバーにエントリーされました。
アルビレックス所属の選手が、FIFA(国際サッカー連盟)主催の国際大会に出場するのは、クラブ史上初の出来事です。

トゥーロン国際大会などの吉田監督の起用から察するに、2人とも先発出場する見込みは高い
新潟の選手が、世界大会の場で、ボールを追いかけるなんて、サポーターとしても光栄なことですよ(^▽^)

叶うならば、河原亜土夢がそれぞれゴールを決めて、U-20日本代表チームを勝利に導き、決勝トーナメントに進出してもらいたいねえ


六つ目のニュース
[ホーム観客動員減少]

昨シーズンから、薄々感じていたことだけど、東北電力ビッグスワンに足を運ぶ観客の数が減っています。
明らかに減っています。

2005シーズンの総観客動員は、68万2000人弱で、1試合平均で約4万100人。
2006シーズンのそれは、約65万8000人で、1試合平均で3万8700人
1試合平均で、約1400人減です。

2007シーズンの観客動員数は、8試合消化時点で、計29万8617人。
これでは比較できないので、1試合平均で見ると、3万7327人。

昨シーズンより、約1400人減っています。
2シーズン前に比べて、1試合につき、2800人もの空席が増えた計算。

晴天に恵まれないという気象条件に、その原因を求めるのは容易いけど、これは副次的なものでしょう。
なぜなら、悪天候であっても、昔は多くの人間がセイゴローに応援に来ていたのだから。

アフターバーを設けたり(でも雨のせいで満足にオープンできない不運)、サッカー講座を開催するなど、なんとか観客を増やそうとクラブは必死です。
が、現時点で、それらは目に見えた結果につながっていませんね。

チームの好調が、このまま最終節まで続くならば、おそらく数字はUPするでしょう。
現金なもので、チームの成績が良いと、観客は増えるものですからね(但し、一時的な現象だけど)。
それに、矢野貴章がアジアカップで活躍した日にゃ、または河原亜土夢がU-20W杯で殊勲の働きをしてメディアを賑わせたら、彼ら目当ての客も増えることでしょう。

ただ、中長期的に見れば、それでは問題解決となりません。
観客動員のV字回復を果たすためには、更なる営業努力が必要となります。
でも、「言うは易し 行うは難し」で、なかなかに厳しいんだけどね(-_-)


七つ目のニュースは
[シルビーニョの戦線離脱]

新潟の攻守の要であるシルビーニョが脚を痛めて、戦線離脱。
ブラジルに帰国して、結局、手術をする羽目に。
おまけに、いつ頃、復帰できるのか、その目処もクラブからはアナウンスされていないという状況。

昨シーズンも、エジミウソンがヤマザキナビスコ清水戦で、〝名誉の負傷〟を遂げて、長期の離脱を余儀なくされると分かったときも、大きなショックを受けたけど、シルビの離脱を知ったときは、その比じゃなかった(|||_|||)

なにせ、アルビの攻撃は彼を基点に敢行されるものだし、リーグ屈指のインターセプト数を誇るなど、守備においても大きな役割を果たしてきた選手ですからね。
事実、シルビが試合に出なくなって、途端に攻撃力・得点奪取力が低下し、アルビは勝ち点3を思うようにもぎ取れなくなったもんね。

けど、ブラジルに帰国したことで、逆に選手たちのシルビへの依頼心みたいなものが消えてみたい。
“いつ戻ってくるか分からない選手の復帰を待っても仕方ない”と割り切ったかのように、残った選手たちが発奮してきたねぇ。

正しい表現じゃないのだろうけど、嬉しい誤算が次々と起きましたよ。

そのひとつが、本来のポジションであるボランチでも活躍の場を見出した千葉であり、またの更なる進化も、そのひとつ。
また、マルシオシルビに代わって、ボールを落ち着かせる役割を果たすようになり、攻撃の緩急を取り戻せるようにもなった。

極端な話、“シルビがいなくたって、ナンとかなるねっか”ってところですよ。

でもね、やっぱ、シルビは必要不可欠なプレイヤー
なんでも、来月には再来日して、新潟でリハビリに励むとか。
焦っての復帰は禁物だけど、できるだけ早く、戦列に戻ってきて頂きたい、切に願っています。


八つ目のニュースは
[ヤマザキナビスコカップでまたしても決勝トーナメントに進めず]

クラブ史上、こんなに空しい引き分けがあっただろうか、いや、ない(反語)。
ヤマハスタジアムや等々力で虐殺された瞬間に立ち会ったときよりも、ナビスコ杯のグループ敗退を知らされた今回の方が、遥かにショックがデカかったですわ(´Д`|||)


九つ目のニュースは
[東北電力ビッグスワン初ゲームで超劇的な幕切れ]

新潟スタジアムの命名権を東北電力が購入して、「東北電力ビッグスワン」という呼称になって迎えた初の試合で、その奇跡は起こった

後半41分の時点で、浦和レッドダイヤモンズが2点のリード。
正直、誰しもが、新潟の敗北を覚悟していたに違いありません。
しかし、後半42分に交代出場した河原和寿が、浦和に行きかけた勝利の果実を、奪い取りました。
内田の上げたクロスに、河原が頭で合わせて1点差に。

でも残り時間は、2分+ロスタイム。
相手は堅守が売りのレッズ
一見、浦和が逃げ切るかのように思われたけど、そうはならなかった。
河原のGOALが、完全に流れをアルビに引き寄せた。
スタジアムの空気が一変したのが、ありありと感じられたもんね。

根拠は無いんだけど「同点に追いつけるぞ」っていう確信めいたものが、客席に充満していたよ。
だっけ、彼のゴールがなければ、九分九厘、亜土夢の同点ゴールも生まれなかったのではないか

そして、その田中亜土夢の同点弾
あれも、奇跡・ミラクルの一語に尽きますな

アシストしたのが、チームに合流して間もないマルシオ
後に、鈴木監督は『マルシオのことをまだまだ私自身よく知らないし、チームメートも知らない』けど、投入したとコメントしています。
負けている状態で、貴重な交代枠の一つを、氏素性の分からないブラジル人に託すなんて、すんげーリスクの高いことをしたもんですな

当然、マルシオ亜土夢は、そんなに連係プレーの練習をしていなかったと思う。
なのに、いきなり、あのビューティフォーゴールが生まれたんだから、奇跡以外の何物でもない

先日のジェフユナイテッド千葉戦で、ループシュートを決めた内田が、“次もやれと言われても、できないシュートだ”と述べているけど、あの亜土夢のGOALも、そういう類のものでしょう。


では最後のニュースです。
[矢野貴章 アルビ史上初の日本A代表選手に選ばれる]

今季上期の最大のニュースは、矢野が日本代表に招集されたこと

代表チームに呼ばれても、ベンチに控えているだけで、一度もピッチに立てなかったというケースも珍しくない中、矢野は途中交代で1試合、先発で1試合出場を果たしています。
しかも、先発した試合では、高原のゴールを導く見事な動きを実践

クラブ側も、クラブ初のA代表選手誕生にあやかって、記念Tシャツを2バージョンも作成する騒ぎに。
しかも、そのTシャツには<オメ キメレ キショー>の文字が印字される始末

それと、「貴章ゾーン」なる言葉が生まれ、定着しましたな
角度の無いところから放った方が、不思議とゴールが決まる矢野貴章
角度のあるところからも、点を決めろよとツッコミが入る矢野貴章
遂には、モバアルの実況文にも、「得意のゾーンから同点ゴール!!」(対磐田戦)と書かれた矢野貴章

そうそう、矢野の代表選出に関して言えば、アルビサポのリアクションが面白かったねえ
2月14日、日本代表候補合宿の召集メンバーが発表され、そこに矢野の名前があったわけだけど、

“まだ「候補」という肩書き付きだから”
“まだ正式な日本代表メンバーに選ばれたわけじゃないから”

“だから「候補」の二文字が取れた暁にこそ、心の底から喜びましょう”

って書き込みが、どのアルビ系ブログを見ても書かれていたのには、笑っちゃったね
みんな、努めて冷静さを保とうとしているのが、おかしかった(≡^∇^≡)

かくいう吾輩も、そういう一人なんだけど(;´▽`A``

でも今や、矢野はAFCアジアカップ2007の予備登録メンバーにも選ばれるまでになりました。
このまま、A代表の常連になり、アジアカップ、FIFAワールドカップの代表メンバーにも選ばれ続けて欲しいものです。

そして、近いうちに、代表初ゴールを決めていただきたい