名古屋グランパスエイトアルビレックス新潟の一戦、もうあれから1週間が過ぎたんですね

過去の対戦成績から言って、グランパスは<お得意様>なので、アウエーと言えども、“勝てるのでは”とほんの少しは期待していたんですがねぇ~

地下鉄に乗って、名古屋駅から瑞穂陸上競技場に向かう際、プラットホームでオレンジな人と遭遇しました。
新潟県から、上越新幹線東海道新幹線と乗り継いで名古屋市にいらした、そのサポさんも、グランパスには過去負けていないので、なんとか勝てるのではと漏らしていました。
だけど、その表情は決して希望に満ちたものではありませんでしたね。
それは吾輩も同様です。

こういう苦しいときこそ、サポはポジティブシンキングで、愛するクラブの勝利を願わなくていけないのに、サポの思考も、知らぬうちに負のスパイラルに陥ってしまっているのでしょうか。

瑞穂のバックスタンドに着いたときも、吾輩が見る限り、重苦しい空気が漂っていましたね。
“勝つんだ”“俺たちの応援で、選手を勝たせるんだ”という悲壮な決意が、ビシビシ肌に伝わってきます。

ウォーミングアップで選手たちがピッチに現れて、アルビサポに挨拶したときの選手たちの顔も、そりゃあもう、この世の終わりが迫っているかのような顔色でした。

泥沼にハマっているので、こういう雰囲気になるのは致し方ないことだけど…
明日のゲームに勝って、この悲壮感からおさらばしたいものです。


試合展開に関しては、「スーパーサッカー」や「Jリーグタイム」、サッカー週刊誌、ローカル新聞&ローカルニュース等々で報じられているとおり。
それに1週間前の事を、今更、細かく書くつもりもありません。

ま、そこで、ゴール裏のサポーターが、ゲーム中にどんなことを口走っていたか、それを書くことで、ゲーム内容を間接的に報告します。

一番多く耳に入った言葉は戻れ
だったような気がします。
パスミスやら、インターセプトやら、両サイドの裏を狙われたりやらで、グランパスのカウンターを攻撃を度々受けました。

サッカーにおいてカウンター攻撃とは、点が決まってしまう可能性が最も強いもの。
だから、カウンターを受けた側は、一刻も早く守備体勢を整えなければなりません。
相手サイドにいた選手たちは、大至急、踵を返して、自分達のサイドに戻らなくてはいけない――
ってのに、アルビの選手たちは、なっかなか、ゴール前に戻ってこない
全速力で戻ってくる選手の少ないこと、少ないこと
戻って来ても、その動きの緩慢なことと言ったら-(ーдー)

だから、その光景に苛立って“戻れ”という声が、頻繁に出てきたんですな。
もちろん、吾輩も“戻れ”コールを、何度、連発したことか( -.-)
やっぱ、攻守の切り替え、とりわけ、守備への転換がチンタラしてたら、数的優位を作られてゴールを決められてしまいますわ。


<戻れ>の次に、多く聞こえたのは
上がれ

サポート

フォロー

という言葉でした。
要するに、攻撃に関してのハッパが、多く飛び交ったわけです。
守備への切り替えも遅かったけど、攻撃への切り替えも遅かった┐( ̄ヘ ̄)┌

エジファビがボールをキープして攻めあがっても、周りのサポートが足りない、遅いんですよ。
だからなのか、エジなんか、ムキになってボールをキープし続けて、自滅する場面を多く目にしましたね。
あと、ボールを追い越すような動きが少ないので、攻撃は単発(´∞` )
ジェフユナイテッド千葉のような波状攻撃をしなくてはいけないのに


というように、攻守の切り替えに対する注文が、絶えずと言っていいくらい、聞こえてきました。
鈴木監督も、試合終了後の記者会見で、「攻守の切り替えが遅かった」と嘆いていましたしね。

Jリーグのプレースタイルの特徴の一つは、[攻守の切り替えの速さ]とも言われています。
換言すれば、攻守の切り替えがダメでは、Jリーグで勝っていけない、てことです。
てなわけで、アルビが負けるのも、当然の事ですね。


さて、ハーフタイムに聞こえてきたのは、
ま~た、おんなじ

   ミスしてるすけ


同じことの

   繰り返しだすけの


というような不平の言葉。
これ、瑞穂に行けなかった人たちの為に、電話で途中経過を報告している人たちが、口にしていたものです。

ジュビロ磐田戦では太田に、グランパス戦では杉本に、それぞれ左サイドを蹂躙され、そこから容易にクロスを上げられました。
粘り強い守備が出来んのですわ|||(-_-;)
身体を張って、クロスを上げるのを止められんのですわ|||(-_-;)
1度や2度のみならず、何度も太田杉本に、してやられるんですわ|||(-_-;)

そして、ファーサイドorニアサイドに詰めていた敵選手に、ズドーンとGOALを決められちゃうって寸法。
クロスを上げられるのは仕方ないにしても、ゴール前の敵選手をフリーにするというミスを犯しちゃうんです。
ボールウォッチャーになってしまうんです。

こういうリフレインのような失点パターンを、電話で愚痴る声、ホント、ハーフタイムによく聞きましたね。


あとね、これは吾輩の隣で応援していた方が指摘していたのですが、
“オウンゴールでも何でも、点が入ったら、動きが良くなりましたね”
と言っていました。
なるほど、確かに、オウンゴールで1点差に詰まったら、見違えるようにアルビの選手たちの動きが良くなったんですよ。
現金なもんですね、2点差だったのが、1点差になって、同点&逆転の目が出てきたら、活気付いたんですよ。
つくづく、スポーツってメンタルなものなんだなぁと思い知らされました。


そして試合終了後、ゴール裏に挨拶に来た選手たちに向かって、最も多く掛けられた言葉は
“下を向くな”


いつからですかね、日本人プレーヤーっていうのは、シュートを外したり、点を決められたり、大事な一戦で負けてしまうと、下を向く傾向が他国の選手よりも強いと言われるようになりました。
特に、アルビの選手たちはその傾向が強いです。

ショックと申し訳なさから、そうなってしまうんだろうけど、下を向いていては、ますます負のスパイラルにハマってしまいます。
この記事の前半部にも書いたけど、試合前のアルビの選手たちからは、この世の終わりを迎えるような悲壮感が漂ってきました。
そんな後ろ向きの気構えでは……。

辛くても、胸を張って、前を向いていかなくては、いかんのです
下を向いている時間があったら、上を向いて、周りを見て、先を見越して、動かなくてはいけないんです。

さあ、明日のVSヴァンフォーレ甲府戦、苦しい展開が待ち受けているかもしれません。
でも決して下を向かず、周りを見渡し、互いに叱咤激励して、試合終了の笛が鳴るまで戦ってくれ


ビッグスワンに集うサポたちも、上を向いて応援しようぜ
そして選手たちの顔を上げさせるような声援を送ろうぜ