10/21(日) 快晴

旧雄勝町(湯沢市)の名峰であり秘峰、烏帽子山に行ってきました
横手湯沢道を南下すると、終点手前の直線で正面に見える三角山です↓

実は自分、登山協会に入った頃からこの烏帽子山に行ってみたいと思っていたのですが、登山道が不明瞭だと言う話を聞いており、一人では行けずじまい
しかし今年3月、雄長子内岳の帰りに烏帽子山の話が何となく挙がり、
じゃぁ、藪の弱まる秋に行くべ!
となったのです。
登山口は、院内からの林道の先にあるのですが、土砂崩れで現在通行止
という訳で、もっと下にある旧登山口、湯ノ沢温泉から登る事になりました。
7:53 湯ノ沢温泉口を出発

この写真の100m奥が湯ノ沢温泉。今立っている右の斜面が登山口。
標高差200mの壁を直登します
(登山道は廃道)

自分、登山靴がズルズル滑って非常に怖かった
スパイク長靴の先輩は平気だったらしい。

尾根に出ましたが道がやや不明瞭。先頭は久米食堂のご主人の久米さん。

今回の山行は、久米さんからガイドとアドバイスを色々頂きました
本当にありがたかったです
。林道通行止の情報も久米さんから。
9:02 林道登山口に到着

直登と藪こぎで疲れました

9:10 林道登山口を出発です

ちなみに先輩が持っていたガイドブックによると、
ここからのコースタイムは2時間半らしいです。
登りはじめ。登山道は明瞭でした。

9:27 ニセ烏帽子(ピーク632)到着


紅葉と青空が綺麗



途中、秋の獲物も採りながら進みました
10:44 高清水に到着(標高900m付近)

ここら辺から笹薮がきつくなり、道が不明瞭に

道をふさぐ倒木。とあるブログでも見たのでちょっと安心

(ちなみにこの倒木は左から回り込んだら楽勝)
笹薮で道を一瞬ロスト
。帰りに道を見つけたので赤テープ付けてきました。

尾根に出ました
。正面のピークが山頂

尾根からの眺め
いいですね~

↓この雰囲気を360度カメラでどうぞ(クリックすると全天球画像が見られます)

もうすぐ山頂。最後の登りです

11:41 烏帽子山(954m)山頂到着


ここ烏帽子山の三角点は一等三角点。
↓360度カメラでの登頂記念写真(クリックすると全天球画像が見られます)

一等三角点を囲んでの昼飯タイム


南東方向
。写真中央に神室山。肉眼では小屋も見えました

カメラを少し左に振って、写真右に虎毛山。中央やや左に山伏岳・高松岳。

またカメラを左に振って、中央奥、やや左に焼石連峰。

小さくですが、一番左奥に御嶽と黒森、女神山も見えます。
反対の西側
。中央に鳥海山。手前左のカルデラ状の所に甑山が見えます

↓さっきの360度カメラとは場所を若干ずらしてまた撮影

もっと見ていたいけど、きりがないので最後のシメの記念写真

ちなみに三角点は東側に少し傾いていました。雪のせい??
名残惜しいけど下山です
。大変だったけどいい山でした

今回のGPSトレースはこんな感じ↓

湯ノ沢温泉口からは片道3.2km。僕らのタイムは3時間40分でした。
林道登山口からだと片道2.2km。タイムは2時間半(←コースタイム通り)
登山道についてですが、
湯ノ沢温泉口~林道の間は廃道です。藪の急斜面を直登する事になり、一般的な登山の範疇ではありません。十分な注意と覚悟が必要です。
なので烏帽子登山をする際は林道登山口からスタートした方がマシだと思います。
林道登山口~高清水の間は道が見えますが、それ以降は藪慣れしてないと不安になるような高さの笹薮が時々現れるので、下道をロストしないよう注意して進んでください。
自分の場合、序盤の湯ノ沢の急斜面が一番ヤバかったです。行きも帰りも。
靴底の固いシリオの登山靴で行ったのですが、足元ズルズルで全然登れなかったり滑って落ちたりで怖かったです
まあこの部分は廃道なので仕方ないかと。
反省会は久米食堂で


名物のジャンボ餃子。

中華そば
。鶏ダシが効いたあっさりスープにストレートの自家製麺。
ダシうんめぇのな、これ
。あっさりだけど肉ダシっぽくて俺好み。これで540円
という訳で皆さんお疲れ様でした
あと久米食堂の久米さん、大変色々とお世話になりました。
念願の烏帽子、お陰様でとても良い山行となりました
ありがとうございました。