皆さんご存知、元厚生次官が殺害される事件が起きました。


http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081119AT1G1900E19112008.html


やはり起きてしまったかという感がするだけで、別に私は驚いていません


これだけ年金や救急医療のたらいまわしが起これば、こういう事件を起す
者が出てきてもおかしくないでしょう。


非正規雇用で明日も見えずに働きつづける人たち、その中から
「誰でも良かった」
そう言って、何の関係も無い人を殺める犯罪者が出たが、いくら自分が
追い詰められていたと言っても何の関係も無い、罪の無い人を殺めれば
情け容赦の無い非難が浴びせられる。


しかし、年金をはじめとした公的機関の不祥事が続けばどうだろう。
仮に犯人が明日の見えない生活を強いられている者とすれば、その仇として
現役を退いたとはいえ高級官僚を思いついてもおかしくは無い。
いつしか「誰でも良かった」を超えてしまったのだろう。


そして、殺める相手が相手である。密かに国民の敵と思い込んでいる人も
恐らく多いだろう。もしかすると犯人は幕府要人を斬った幕末の志士を
気取っているのかもしれない。


さらに悪いことに、被害者が不祥事、問題が続いている省庁関係者だけに
捜査に協力する人たちは少ないのではないだろうか。


だとすると、再び似たような事件が明日起きてもおかしくない。