先日、たまったテレビ録画の中にNHKがブラックマネー
を特集していた番組があった。
観ていたらやはりというべきか裏社会のお金がここまで表社会
に食い込んでいるんだなという感想を持ってしまった。
例として、倒産した新興市場の上場企業に裏社会のお金が入って
いた事実や新たに起こる企業にそのお金が入っていたり。
ここまでくると裏社会がベンチャーキャピタルや銀行の肩代わり
をしている感がする。
これらの原因の一端には最近聞かなくなった不良債権問題でつぶれ
るべき銀行が生き残ってしまい、貸出能力の無い銀行が増えてしま
ったこともあるのだろう。
だが、変な話だが悪いとばかりは言い切れないのかもしれない。
昔、ヨーロッパの某国は統計上では経済状態が悪いのにもかかわらず
実際はそれほどでもなかったのは地下経済が発達していたためとも
言われている。
最近、景気後退が喧しいがひょっとしたら意外と実感としてはそんな
に悪くならないのかもしれない。
でもこの辺は経済統計に出ないからまったく読めない。
この辺がもどかしいなあ。
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