いま20数年ぶりの円安だという。
もし、近いうちに流れが円高に逆転した時を考えてどの業種(銘柄)
を買うか会社四季報をめくっていたら、ある業種に目が行って、
とても驚いた。
それは紙・パセクターの変りばえのなさである。
その昔、三白と呼ばれた成長業種の一つに紙・パルプがありました
(ちなみに後の二つは繊維、製糖産業)
しかし時代は移って三白は立派な成熟業種となりました。
時代の変化と共に企業も変わらなければなりません。
例えば繊維セクターの企業の中には繊維の技術を生かして自動車部品
や化学品メーカーに転向した企業、または工場跡地を生かして不動産業
を営む企業も出てきました。
翻って紙・パはどうでしょう。四季報を見た限りではどうもその気配
が感じられない。あるファンドマネジャーは例え合併しても設備や人の
リストラを碌に行わない危険なセクターと称していましたが、それだけ
にとどまらず自らを時代に合わせていく気力がないようです。
いつだったか、ある製紙会社のTOBで被買収側の社員が雇用の確保を
訴えているシーンがニュース映像で流れていましたが紙・パ企業である
限りそれはやがて無理なお願いとなるのでしょう。
昨今、景気回復の報道が盛んですが、それに紙・パは完全に取り残され
ているようで何とも哀れな気持ちを抱いてしまったのは私だけでしょうか