あーあ負けてしまった。


何度かこのブログでポジショントークをしていた
東光(6801)である。


同社を買った理由としては


・シリコンサイクルに株価が合致
・買収相手がすでにわかる形での三角合併期待


この2点である。


ところがである。


2,3日前から陰線続きで高値圏の一時的な調整がつづ
いているだけだと高をくくっていたら、なんと4/13に
同社との経営合併を企てていたベルヒューズ社が持ち株を
半分手放していたことが発表された。


万事休すである。この相場も終わりであろう。


買収相手がわかる形での三角合併の期待がなくなった
のですべて投げることにした。


利乗せをして買い増しをしてしまったので損失は大してない
と思うが(月曜にならんと詳しくは分からんむしろプラスかも)
そうであっても私の完敗である。


もう少しピラミッティングがうまければもっと良い結果が得ら
れたのですが。

あいこさん、M氏あたりにピラミッティングの教えを請いたいです


さて、自戒のため、自分なりに考えた敗因を挙げてみたいと思う


・同社の買収者であるベルヒューズ社の動向を全く無視していた
 べ社はじつは先月始めに買収案を打診されておりそのせいで
 株価が急上昇していた。
 もし買収を拒否したいなら株価を上げて買収されにくくする
 必要がある。このため東光の合併を断念するオプションもあり
 えた。(これが本当に合併を断念する原因となるかは分からない)


・東光の株価が上がりすぎていた。
 ホルダーとしては一見ありがたい話なのだが、企業買収の際には
 たとえば EV/EVITDA 等の値を重視します(詳しくは各自検索
 してください)株価が上がりすぎると当然EV/EVITDA の値が高く
 なって買収してもコストに見合わない結果となり、買収を断念
 することもありうるわけです。今回はそのケースでしょう。
 実はある外国人投資家の動向に詳しいとされる方の話を参考にして
 EV/EVITDAの値をはじいてたのですがどうもその値の予測が外れて
 しまったようです。


 負けてしまったことを嘆いていても仕方がありません
私はこの負けを通してこれから三角合併を狙う投資に対する気づき
をえました。勘の鋭い方ならもうお分かりでしょう。

何を気づいたか、これは次回にお話したいと思います。