12/22放送のNHKスペシャルでロシアの近況を伝えた

放送がなされていましたが皆さんはご覧になったでしょうか


最近のロシアのイメージはポロニウムでしたがこの番組を見て

このイメージは吹っ飛びました。


一番驚いたのは

・徴税能力がついたこと

 今までのロシアはジムロジャースが評するようにマフィアが

 支配する国であり、当然国家としての徴税能力がなきに等しい

 状態でした。

番組では石油高にクローズアップしているように感じましたが

 この徴税能力こそロシアの経済発展の本質に思えるような気

 がします。

 国家の体をなしてこそ投資も安心して出来るようになるのです

 から株価も当然上がるでしょう。

 プーチンの放った毒(?)も後世に善とみなされるかもしれません


・自国通貨の信頼回復

 一番驚いたのはこれです。

 番組の中で国民の一人が「ドルは要らない!」

 などと叫んでいましたが、1999年にロシア国債が

 デフォルトを起こして以来たった7年でこれほどまでに自国通貨

 の信頼回復がなされた例は無いのではないでしょうか。

 ゴルバチョフのペレストロイカ以来、ロシア国民はルーブルより

 ドルを欲していました。役人への賄賂もドルかマルボロというのが

 通例でした。

 

 資源ナショナリズムというのは昔からあったのですが、まさか

通貨ナショナリズムを生んでしまうとは。


このような通貨ナショナリズムが資源国であちこち起こるとどうなる

でしょうか。


著名投資達が指摘したようにドルの価値が致命的に下がっていくのも

やむを得ないのでしょう。


ひょっとすると再びニクソンショックのようなことが起こるかもしれません