最近報道で設備投資減税の話を良く聞きます。
そのせいか設備投資にかかわる企業の株価が堅調な
ようです。


 おかげで半導体製造装置の空売りで失敗してしまい
ました(とほほ…泣)


負け惜しみと取られそうですが、景気が好調とされて
いるこの時期の設備投資は懸念すべきだと思います。


普通、設備投資は景気が悪いとき、あるいは回復初期の
ときにコストが安い環境で始めて、景気が良くなったとき
にフル稼働するのが望ましいのですが、最近の設備投資の
報道を見るとどうもそうではないようです。


確かにバブル崩壊後設備投資を控えたおかげで老朽化が進
んだこともあって設備投資をせざるを得ない面はあるので
しょう。


ただし今は原材料価格も高く、設備投資にコストがかかる分
いざ不況になったときに利益が出ずらい状態に追い込まれ、
ひどいときには償却が始められない設備も出てくるケースも
出てくるのではないのでしょうか


現にITバブル崩壊後にそんな企業もありました。


 さて、国策による設備投資減税は経済合理性に合わない
好景気によるコスト高を打ち負かすことは出来るのでしょうか