11月の終わりごろに10月の鉱工業生産が伸びたとの
報道がありました。


普通、株式相場においてこの材料はプラスで、そのせいか
現在の日本株式市場も活況を呈しています。


でも私は素直に買いに行けない。


落とし穴があるような気がしてならないのです。


経済産業省発表のデータを見ると生産(鉱工業生産の)の
ほかにも出荷、在庫、在庫率があります。


これらを見ていくと出荷の伸びが今ひとつで、在庫が増えて
いることが見て取れます。


つまり、生産が伸びていてもその分在庫が増えているという
ことになります。


とくにハイテクセクターに顕著に見られます。


在庫が増えるということは金回り(キャッシュフロー)が悪く
なるということです。


近いうちにこのことが表に出て株価急落!になりかねないと
思うのは杞憂でしょうか。