前々回、商品市況の話で投機マネーの基となるワールドダラー
が商品市況の価格形成の一翼を担う旨の話をしました。
ところでワールドダラーってなんでしょうか。
ワールドダラー=アメリカ国内の現金+各国保有の米国債
この各国保有の米国債がミソです。
各国政府は自国通貨で米国債を買うわけですがこの時点で
各国の現金が世の中に出回ることになります。
つまりお金の量が商品の量に比べて多くなるわけで
相対的に商品に希少価値が出てきて価格が上昇するわけです
とすれば、一国が突出して米国債を買えばそれだけお金の量が
増えてしまうと言うわけです。
では、現実に突出して米国債をたくさん買う国はあるんでしょうか
ありました
それは日本政府です。
近年の商品市況上昇の真犯人だったというわけです
過去に多額の為替の協調介入などで米国債を何回も大量に
買い込みました。
そのおかげでワールドダラーは増え、それに遅れて商品価格も高騰
してきました。
ついでに原油価格も高騰してきました
そして日本政府保有の米国債も2年くらいから減ってきています。
それにつれて最近商品価格も下がってきています。
ここで思うのに日本政府はこのことを考えて協調介入等の政策を実施して
いるんでしょうかね。
考えていないとすれば大問題ですよコリャ。
日本は資源国ではありません。安易に金にモノを言わせると
回りまわって自分の首をしめてしまう結果になりかねないと
思うのですが。
追伸
ワールドダラーと商品の関係を述べてきましたが、この関係は
各国の株式市場にも通用します。現に昨年の暴騰相場はこの関係を
示すいい例です。もうひとつ例をあげるならITバブルとその崩壊が挙げ
られます。
ちなみに2年前くらいからワールドダラーにもITバブル崩壊に似たチャート
が見られています。
そんなわけでごく近い将来日本株市場にもITバブル崩壊に似た暴落が
起こると思うのですが。さて、どうなることやら