方向感のない相場が続いてますね。
今日の相場はFOMCのこれからの利上げに含みを残したFFレート
利上げ停止で下げ相場と思いきや、足元の景気のよさを示した経済
指標で一気に上げる相場と相成りました。
私はハイテク株の空売りを狙っているのですが、足元の景気のよさを
示した経済指標が出るのが怖くてなかなか動き出せないのが正直な
ところです。
さて、最近思うのですが、以前にも書いたとおり、シリコンサイクル下落
局面入り、FFレート天井感、ワールドダラー低下、これだけ株式市場に
ネガティヴ根拠があるにもかかわらず、これからの株式相場に強気な人
がまだいるのは不思議としか言えません。
特にひどいのは願望と予測がごっちゃになったような人(一応プロの人)
がマスコミに出てきていることです。
失笑を禁じえないのは、5月の下落相場後の予測を1987年のブラックマン
デー後の株価の動きとダブらせて強気な予測をする人がいたことです。
まず、事情がかなり違います。当時グリーンスパン議長は株価暴落後に
適切な金融政策を実施させて市場に安心感を与え株価が上昇してゆきま
した。ひるがえって今の議長はどうでしょう。
インフレ懸念と経済の急激な落ち込み防止とを天秤にかけてもがきながら
はっきりしない(できない)金融政策を繰り出しているのが実情でしょう。
こうなると言わずもがな株価上昇は起こりにくいと考えるのが普通ではない
でしょうか。
先日のブログで投資は哲学だと述べさせていただきましたが、株式市場の
予測でも他人の言うことを鵜呑みにせず、願望を排除して「本当はどうなのか」
といった哲学的な作業を行うのが大事なんだなと今日の相場を見て改めて思う
次第であります。