とうとうゼロ金利が解除されましたね。
多分どの新聞にもかかれていないと思いますが、ある指標を見ると
BOJ(日銀)はかなり本気で金融を引き締める気なんだなと感じました。
その指標とは、マネタリーベース。下のURLを見てください。
http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/money/mb/index.htm
マネタリーベースとはなんぞやと思われる方も上のURLをみてください。
さて、最近のマネタリーベースの前年同月比をみるとかなり落ち込んでいるんです。
この落ち込みは半年から一年半後の株式市場に悪影響を間違いなく与えるでしょう。
巷では日本経済は新たな成長局面に入って株式市場も活況に、などと論調が
目立ちますがこの指標を見る限りでは幻想に過ぎないと感じるのは私一人でしょうか。
気になる米国ですが、FFレートを上げたのみで他にマネー関連の指標に変わりはない
ようですが、バーナンキ議長は金融政策を決めかねているのでしょうか。
この迷いが最近の米国市場の低迷の原因かもしれません。
近いうちに米国も金融引締め政策を鮮明にしてくるでしょう。
さて、こうなると本格的に日米ともに株式市場が冷え込んできます。
ひょっとするともしかすると、2003年から2005年までの上昇相場を巻き戻すかのような
相場展開もあるかもしれません。
そう考えるのは杞憂でしょうか。