Bar Rio 浅草橋 -バー リオ- -37ページ目

Bar Rio 浅草橋 -バー リオ-

浅草、秋葉原に囲まれた街。
台東区浅草橋のバー『Rio』のブログです。


=Bar Rio=
住所
東京都台東区浅草橋2-27-3
営業時間
18:00~Midnight
電話
0358093235

ほんとうに大切なことは最後のほうに書くので最後まで読んでくださると喜びます。

でも、相変わらず長いです。
たまにつっこまれますけど、良いんです。

ひとこと二言で書き現わす事のできる世界観はわざわざブログにしないので。僕。

さてさて、先日、自分の仕事への想いを書き殴り。
その後、お客様との会話の中でふと初心を思い出して、半ば衝動的に練習した花の香りのするカクテル。

そんなオレンジの花の香りに導かれるように、長い長いトンネルを抜けたら、なんだか忘れかけていた気持ちを思い出したような。そんな気持ちになりました。
そのカクテルがこれ。

オレンジ・ブロッサム
ドライジンとオレンジジュースで作るショートカクテル。
オレンジジュースと言う副材料からスクリュードライバーを連想してオーダーするとだいたい後悔する、禁酒法時代に生まれたとされるカクテルです。
禁酒法時代に出回った粗悪なジンの味をごまかす為にオレンジジュースで割ったのが起源・・・とかお酒である事をごまかす為にオレンジで割った・・・とか諸説ありますが、真実がどうであれ、僕は後者が好きです。


禁酒法時代のスピークイージー(もぐりの酒場)にて・・・
保安官「オラァ!テメェらなぁに酒飲んでやがる!禁酒法知らねえとは言わせねぇぞ!」

客「げげっ!旦那ぁ・・・こ、これは酒じゃありませんよ!えぇーっと・・・オレンジジュースですよ!」

保安官「ほう?じゃあ味見させてみろ?嘘ついてたらお前ら全員牢屋にぶち込んでやるからな!」

客「・・・ひぃ~!」

保安官「・・・うむ。実に美味いオレンジジュースだな!マスター!俺にもこの【美味いオレンジジュース】一杯くれよ?」
・・・とか言いながら、結局取り締まりに来た実は酒好きな保安官も一緒になってお酒飲んじゃうみたいな。
そんなシーン、古いアメリカ映画とかにありそうじゃないですか。
下らない妄想かもしれませんが(笑)
酒はそんな妄想と共に愉しんだ方が旨いんですよ。


そんな話はさておき。
このカクテル。僕がバーテンダーになって初めてお客様にお出ししたショートカクテルなんです。
師匠から熊谷くん作ってみなさい。って言われて。

最初は嬉しくてたまらなくて・・・
夢中で材料をシェイカーで合わせて。わくわくしながら。

そしていざ!ってシェイカー構えた瞬間。
今まで夢中で気がつかなかったお客様の視線に気づくと、途端に高まる緊張感。
堪らず視線を逸らすとその先には師匠がいて(笑)
もう一気に緊張がピークに達しました。

そんなこんなでガチガチに緊張して、小刻みに震えながらなんとかグラスに注いだオレンジブロッサム。
あれ・・・本当に美味しかったのかな(笑)

それ以降、時折カウンターで作らせてもらえるようになったのですが、あの時はそれが本当に嬉しくて。

カクテルを作る=仕事をする
ではなくて
カクテルを作らせてもらえる=仕事をさせてもらえる
って感覚です。
その感覚は今も変わってないのですが。

でも最近は昔よりなんだか小難しい事を考えてて、純粋に楽しめていなかったような気がしました。
カクテルに対して思いつめすぎていると言うか。
あの頃は本当に純粋にシェイカー振りたくて振りたくて。
お客様の事よりも、自分が楽しくて仕方なくて・・・(笑)
それはそれで駄目な気もしますが(笑)

でも、練習で作ったオレンジブロッサムを飲み干して、昔のフレッシュな気持ちを思い出して仕事をしていたら長い事胸に引っかかっていた違和感がなくなって、より自分らしく働けている事に気がつきました。
初心忘るべからず。
まさにそれでした。

そんなこんなで、とてもすっきりした僕。
冒頭でも述べた通り、最後の最後に大切なことを。


本日、祝日ですが営業しております。
皆様のご来店を心待ちにしております♪


以上、前置きの長い営業告知でした。

こんばんは。
いつも同じ時間。
それも夕方となる時間帯に、看板を出しに外に出ます。
同じ時間に外に出ていると、ふと日の長さが変わった事に気づかされます。

ちょっと前までは17時と言ったら暗かったのですが。

日の入りが遅くなって来ると1年で一番寒い時期が過ぎたんだな。
・・・と、なんだか嬉しい気持ちになりますね。
実は寒い方が幸せを感じる瞬間が多いと僕は思っているのですが(笑)
暖かい方が辛い事は少ないので・・・どうでしょうね?
どっちが良いのかわかりませんね(^^;; (笑)



さてさて、何食わぬ顔・・・いや物言い?で書き始めたブログ。
結構久しぶりの更新です。ごめんなさい。

今日はお客様からよく質問される事なのですが、僕がオリジナルカクテルを作らない理由についてブログを書こうと思います。
カウンターでは良くお話ししている事ですから、ご存知の方も多いと思いますが・・・そんなお話です。たぶん長いです(笑)

オリジナルカクテルを作らない理由を簡単に説明すると。

自分の仕事に永続性を持たせたいんです。
カクテルを作っているのではなく、もう少し先にあるお客様の生活のほんの一部、ほんの些細な幸せを創る。
そんな感覚でしょうか。

良くわかんないですね(笑)我ながら。

例えば、お客様の、『〇〇ベースでちょっと甘めで炭酸あり。』そんなリクエストにお応えする時にオリジナルでささっとそれっぽいカクテルを作るのって、誤解を恐れずに言うと、意外と簡単だったりします。
今までカクテルを作ってきた中で材料同士の相性の良さはなんとなく頭に入ってたりしますから。

誤解を恐れずになんて言っておきながら、やっぱり怖いので(笑)
少しだけ補足すると『美味しくて面白い、意外な組み合わせのオリジナル』ってなると難しいです。
大会に出ているバーテンダーの皆様は、きっとそんな難しい世界に生きています。
僕にはとても真似できません。

で、話を戻しますが、お客様からリクエストをいただいた時に、お好みに合わせたオリジナルをお作りしても、お客様には『一杯のカクテル』しか提供できません。
でも、これをお客様のお好みに合ったスタンダードカクテルをご紹介出来たなら。
それがお客様のお気に入りになってくれたら、お客様はどこのバーでもそのお気に入りのカクテルを愉しめます。
それがお客様の生活の一部をほんの少しだけでも豊かにしてくれたら素敵だなぁ。なんて、そんな思いがあります。
その場限りの刹那的なサービスも素敵だと思います。
一期一会を愉しむ。それも人生の豊かな愉しみ方ですよね。

ただ僕は図々しいので、お客様の中に可能な限り生き残りたいのです(笑)
僕がご紹介したカクテルを気に入ってくれたお客様は、多分きっと何杯かに一回くらいは熊谷の顔を思い出してくれるのではないかと。
そしてそれを飲んでいる時間が幸せな時間であれば、それは僕がお客様の中で永続的にサービスをし続ける事になる。

それが『自分の仕事に永続性を持たせる。』と言う事のひとつの答えだと思っています。


だから僕はオリジナルカクテルを今後も作りません。

スタンダードカクテルなら、例えば僕が明日バーテンダーを辞めたり、それこそ死んだとしても誰かに作ってもらえますから。同じ味は無理だとしても。
大袈裟かもしれませんが、出会いと別れの多い職業ですからね。人と人の別れって案外あっさり訪れるものだって思ってるんです。決して悲観してないんですけれど、むしろ避けられないならと前向きに、いつかは訪れるその瞬間までに出来る限りの思い出を刻み込んで生きたいんです。
・・・とブログを書き進めながら改めて思ってみたり(笑)

オリジナルカクテルでお客様を喜ばせる事の出来るバーテンダーとオリジナルカクテルを作らないバーテンダー。
どっちも答えはお客様の笑顔ですね。
僕の未熟な考えでこんな事を言うのもおこがましいのですが、どちらも正解なんだと思います。

冒頭の寒い方が幸せを感じる瞬間が多いけど、暖かい方が辛い事が少ない。
どっちが良いかって人それぞれですから。
って言うのとおんなじで。

僕の知ってる限りではバーテンダーって皆それぞれ素敵な想いを抱いてお仕事されてますから。

さてさて、長々と自分の仕事への想いを綴っていたら、なんだか鞭を打たれた気分です(笑)
色んなカクテルをご紹介出来る様に精進せねば!ですね!
それでは今夜も皆様のご来店を心よりお待ちしております


【ちなみに】
フレッシュフルーツのカクテルについてはレシピは完全にオリジナルです。
フレッシュフルーツカクテルに関しては、最近では多くのバーで取り扱っているものの公式なレシピの無い物ですから、普通のカクテルとは別のジャンルの物と考えています。


と、最後に言い訳しておきます(笑)

平素はスピリッツラボをご利用誠に有難うございます。
ご利用の皆様に貸切対応のお知らせがございます。

明日1/13(水)はかねてよりご要望をいただいておりましたお客様からのご予約の対応の為、20:00から貸切とさせていただきます。

ご予約状況からお客様の居心地を最優先とし利益優先で詰め込む営業スタイルを美徳としない方針を貫くため今回は貸切対応をさせていただく判断をいたしました。
ご利用のお客様にはご迷惑をおかけいたしますが何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

以上、貸切対応のお知らせでした。