無事緊急手術がおわり、一安心。

 

とはならず、手術が終わり看護師に連れられ妻を担当している先生と面談。

先生の前にある机の上に銀のトレーに載った

小さい肉の塊と赤黒い肉の塊

がありました。

 

何となく察しがついていたので淡々と話をしました。

 

小さい肉の塊は、卵管でした。

その卵管内に着床してしまった私たちの子供がいました。

後から聞きましたが、先に子宮内に着床した卵より成長していたそうです。

振り返れば、この時が摘出してしまったとは言え初めての子供との対面でした。

この時の私は先生の話を聞くことに精いっぱいで、ちゃんとお別れを言うことができず、すごく後悔しています。チーン

 

手術中、どの卵管に着床していたのかがわかったようなので今回は片方だけで済みました。

 

そして、野球ボール大の赤黒い肉の塊は

子宮筋腫

だそうです。

手術するのに邪魔だったか、ついでにだかで摘出したそうです。

妻からは子宮筋腫は不妊治療するうえでそこまで大きくなく、邪魔になるような場所にないと元々聞いていたので、なぜこんなに大きいのか等と思いましたが、頭が回らずただただ先生の話を聞いていました。

 

結局今回は、排卵誘発剤を使用し人工授精を行った際に、何らかの原因で授精した卵が卵管内に留まり着床した子宮外妊娠と、通常の着床が同時に起こる

子宮内外同時妊娠

というものだとのことでした。

(後で調べましたが、自然では3万分の1、排卵誘発剤を使用した不妊治療では1000分の1程度で起こるようですゲロー

 

淡々と説明が終わった後、先生に緊急手術が必要になるまでわからなかったのかとは質問しましたが。。。

先生「わかりません」

としか言わず、理由は説明されませんでした。

私は

うそやん。

紹介状を書いてもらった先生

は指摘してただろ・・・

と担当先生に対してもやもやした気持ちをもちましたが、飲み込んで入院の手続きをしました。

 

妻は通常の全身麻酔中に体が動くらしく、強めに麻酔をかけたそうでなかなか目を覚ましませんでした。

病室を個室に移し、しばらく様子を見守っていました。

 

夕方には目が覚めたのかうっすら目を開けることができましたが、やはり開腹手術の影響で痛みがひどいらしくしゃべることができませんでした。

 

それを見た私はやっと安心しました。

後から来た義母と妻の妹(私より年上です無気力)が様子を見てくれている間に、長期入院するための着替え等を取りに一旦自宅に帰りました。

次回 過去回想:入院生活1日目♯6

 

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