先週、宝塚歌劇花組の「銀ちゃんの恋」の配信を鑑賞しました。
私は宝塚歌劇を観るようになる前から作家つかこうへいさんのファンでして、ほとんどの作品を読んでいます。
つかさんの作品は登場人物の剝き出しの魂がぶつかりあう様を描く物が多くて、当時ぼーっとへらへらと生きていた私の心の中に作品の登場人物のセリフは容赦なく殴り込んで来ました。
つかさんは中途半端な生ぬるい優しさや感動を許しません。
弱者だといじけることも許しません。
人生で迷ったときには「人として大切なのは何を恥と思うかだ」と言うつかさんの言葉を思い出していました。
つかさんの「娘に語る祖国」という作品をご存じでしょうか。
この話は珍しくつかさん自身の出来事を題材に書かれています。
題材にと書いたのには理由があって、エッセイかな?と読み進めると
フィクション?小説?と考え込んでしまう事が所々にある内容なのです。
舞台「銀ちゃんの恋」や映画「鎌田行進曲」をご覧になった方であれば、
最後「えっ??何??どういう事??夢ってこと??」とポカンとしたかと思うのですが、「娘に語る祖国」も途中はあんな感じです。
どこまでが本当(本音)でどこまでがフィクション(作った話や誇大)なのか分からない。
でも共通するのは、読後や観劇後はそんなことどうでもいい位に、心を揺さぶられた疲労感と清く美しい感動が得られることです。
もしかしたら、最後をああでもしないとつかさんからのボディーブローのようなメッセージは重たすぎてしまうのかもしれません。
「娘に語る祖国」に出て来る ”娘”みなこ というのは、なんと元タカラジェンヌの「みなこ」さんこと愛原実花さんの事(作品が書かれたのは幼少期)です。
本の中で「”娘”みなこ」はつかさんの希望のような存在として書かれていましたが、それも「みなこは存在しないか仮名だろう」と当時は耳にしていましたので、宝塚歌劇のファンになって「つかこうへい氏の娘が歌劇団に在団していた。”みなこ”と呼ばれていた」 という事実を知った時にはバカだと思われるかもしれませんが私は大泣きしました。
「娘に語る祖国」は本当に素晴らしい作品ですから、今回「銀ちゃんの恋」を観劇して 原作者に興味を持たれた方は是非読んでみてください。
より一層「銀ちゃんの恋」の奥深さに浸れると思います。
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さて、花組の水美さん、飛龍さん、星空さんの「銀ちゃんの恋」です。
泣きましたよ。嗚咽です。
小夏(´;ω;`) つらいよね小夏…
水美さんは次の本公演から2番手ですよね?(BDも収録されたようですし)
そうですよね?そうですよね?うれしいですね、大きな羽が似合うでしょうね。
クライマックスの階段落ちの前に銀ちゃんが階段を上っていく後ろ姿がもう見事にスターそのものでしたね。
本当にすごかった。
これから死を覚悟で階段落ちに臨むヤスに対しての思いがぎゅっと詰まった背中が頼もしい座長の背中でした。
殺陣がカッコいいし、お顔も派手でいいし、肩幅があるから和服も似合いますね。
「銀ちゃんの恋」のスター銀ちゃんを演じる上で、体格と殺陣の動きの説得力も大事なんだなぁと今回思いました。
ヤスの飛龍さんはちゃんと大部屋俳優ヤスでしたね。
普段は歌もダンスもあんなに美しいのに、なんと!ちゃんと!原作通りの100%ヤスでした。
ヤスを出来る人がいないと「銀ちゃんの恋」は出来ないので、今回の公演の私の一番の収穫は飛龍さんです。
今後の花組の公演がさらに楽しみになりました。
紅さんが在団時に紅さんと綺咲さん、瀬央さんで「銀ちゃんの恋」がいいんじゃないかと思たことがありました。瀬央さんもヤスが出来る人だと思います。トップの二人も原作にはぴったりです。見たかったな。
宝塚歌劇って次から次へと美しい舞台人が育ってきて本当に素晴らしいですね。
次の本公演での花組の並び(タカラヅカスペシャルみたいな麗しさじゃないですか!)を劇場で見たいです
(´;ω;`)ウゥゥ
