今宵は、少し真面目なお話し。
あたくしは、みなさんもご存知の通り、和牛の繁殖農家であります。
母牛を妊娠させて、子牛を産ませて、子牛を育てて売る。
このサイクルで、お金を稼いで生活しております。
勿論、和牛ですのでミルクではなく、お肉が皆さんの口に入るわけですがね。
ふと考えると、自分たちの食料を獲るために、他の生き物の命をいただくって、怖いな…と。
しかも、それを職業としているあたくしは…。
言ってしまえば、うちから生産したものは、国産黒毛和牛と、スーパーでもワンランクもツーランクも高い贅沢品になります。
ましてや、何々牛等という銘柄がつけば、まずめったに口に入ることのない高級品になります。
命ってなんなんだろう…。
あたくしには、深すぎてよくわかりません。
でも、これで生活しています。
わからないけど、牛たちに生かされてます。
さて、ここからが本題なんですが、
家で去年の8月に産まれた子牛が脱臼してしまい、運悪く完治しないまま今日まできました。
勿論、脱臼した足はブラブラで、市場には出せません。
家で肥育…ともおもいましたが、立てなくなってしまったら終わりです。
獣医さんとの相談のもと…殺処分と言う形にきまりました。
経営者としての選択です。
廃用と言う選択肢もありましたが、経費等を考えるとやはりこちらにぶがありました。
ペットではありません。経済動物です。
言ったり、書いたりするのは楽なんですが、なんでしょうね…。
やっぱり、こころのもやもやがはれません。
もっと、いい方法は無かったか?
自問自答です。
だから、この仕事、命に背かない行動をこれからも考えて行きたい…
そう思います。
中々、難しい言葉がでてきましたが、ご了承ください。
橋本畜産・オーナー・タク