大会第10日2回戦が終了しベスト16が出揃います

 

【第10日】

2回戦

第一試合 花巻東(岩手)-東洋大姫路(兵庫)

花巻東 3年ぶり13回目 東洋大姫路 14年ぶり13回目

岩手県 通算63勝105敗(春17勝24敗 夏46勝81敗)

 花巻東 通算22勝17敗(春8勝5敗 夏14勝12敗)

兵庫県 通算326勝252敗(春181勝153敗 夏145勝99敗)

 東洋大姫路 通算35勝20敗(春14勝9敗 夏21勝11敗)

 

1回戦 センバツ準優勝の智辯和歌山に対して

先発、萬谷君の好投で1失点でしのぎ

勝ち切った花巻東に対して

済美戦で競り合いの末振り切った東洋大姫路との対戦

花巻東の先発は金野君でしょうか

ただ智辯和歌山戦の好投を見ると萬谷君という選択もありそうです

対する東洋大姫路は木下君の投球に期待が集まります

総合力の高いチーム同士ですので、経験豊富な

花巻東の佐々木、東洋大姫路の岡田両監督の勝負どころでの

采配が勝負を分ける展開となりそうです

 

東洋大姫路が過去グレーのユニフォームとの対戦は2勝0敗

S57 64th夏 準々決勝 ○東洋大姫路7-3熊本工業●

S61 68th夏 2回戦 ○東洋大姫路10-4学法石川●

 

岩手と兵庫の過去対戦は兵庫の6勝1敗

T6 3rd 準決勝 ○関西学院中1-0盛岡中●

T8 5th 準決勝 ○神戸一中8-0盛岡中●

S53 60th 1回戦 ○報徳学園7-0盛岡一●

S56 63rd 1回戦 ○報徳学園9-0盛岡工業●

S63 70th 1回戦 ○滝川第二9-3高田●(降雨8回コールド)

H3 73rd 1回戦 ●村野工業2-3専大北上○

H4 74th 2回戦 ○神港学園11-4一関商工●

 

花巻東が勝てば2年ぶりの大会2勝

東洋大姫路が勝てば14年ぶりの大会2勝となります

 

第二試合 西日本短大付(福岡)-聖隷クリストファー(静岡)

西日本短大付 2年連続8回目 聖隷クリストファー 初出場

福岡県 通算160勝175敗(春65勝85敗 夏95勝90敗)

 西日本短大付 通算14勝8敗(春2勝2敗 夏12勝6敗)

静岡県 通算146勝158敗(春56勝70敗 夏90勝88敗)

 聖隷クリストファー 通算1勝0敗(春出場なし 夏1勝0敗)

 

春夏通じて初出場の聖隷クリストファーはエース高部君の快投で

勝利を力強く手繰り寄せました

一方の西日本短大付は経験豊富な中野投手から原投手への盤石の継投で

タイブレークの接戦を制する勝負強さを発揮

総合力の高さを見せました

この試合でも聖隷の高部君vs.西日本短大付打線という構図になりそうです

弘前学院聖愛戦では無安打だった1~3番が機能すると

西短に流れが傾きそうです

 

西日本短大付は春夏通じて初出場というチームと対戦するのはこれが初めて

初出場で勝利をマークした聖隷クリストファー

静岡県で夏に初出場チームが2勝をマークすると

昭和46年 静岡学園、昭和47年 東海大工業、平成21年 常葉橘

以来16年ぶり4度目のこととなります

(そもそも春夏通じて初出場の学校が夏2勝マークするのもレアで

 12年前の弘前学院聖愛まで遡ることとなります)

 

福岡と静岡の過去対戦は福岡の2勝0敗

S37 44th 1回戦 ○久留米商業5-0静岡市立●

S40 47th 2回戦 ○三池工業11-1東海大一●

勝利した久留米商、三池工はいずれも決勝進出を果たしていて

福岡県勢にとって静岡県勢に勝利することは

ある意味吉兆となっていますが果たして・・

 

西日本短大付が勝てば2年連続の大会2勝

聖隷クリストファーが勝てば初の大会2勝となります

 

第三試合 佐賀北(佐賀)-明豊(大分)

佐賀北 6年ぶり6回目 明豊 5年連続11回目

佐賀県 通算46勝79敗(春6勝16敗 夏40勝63敗)

 佐賀北 通算7勝4敗(春出場なし 夏7勝4敗)

大分県 通算87勝104敗(春26勝30敗 夏61勝74敗)

 明豊 通算21勝15敗(春9勝5敗 夏12勝10敗)

 

今大会2度目の九州同士の対戦となります

優勝した2007年以来18年ぶりの甲子園勝利をマークした佐賀北

エース稲富君の好投が光ると当時に

確実に走者を進める犠打の正確さが光りました

一方の明豊は打線の力強さが目立ち

市立船橋戦の終盤は相手応援のプレッシャーを受けながら守り切る野球を展開しました

展望は佐賀北の稲富君vs.明豊打線という構図

稲富君がどこまで粘り切れるかが最大のポイントとなります

失点を最少に抑えながら持ち前の細かい野球で対抗したいところです

 

佐賀と大分の過去対戦は大分の2勝0敗

S54 61st 2回戦 ○大分商業6-3佐賀商業●

S57 64th 3回戦 ○津久見3-2佐賀商業●(延長14回)

佐賀商の新谷投手と津久見との総力戦 最後は津久見に軍配

 

佐賀北が勝てば優勝した2007年以来18年ぶりの大会2勝

明豊が勝てば3年ぶりの大会2勝となります

 

第四試合 県岐阜商業(岐阜)-東海大熊本星翔(熊本)

県岐阜商業 3年ぶり31回目 東海大熊本星翔 2年ぶり4回目

岐阜県 通算144勝119敗(春67勝49敗 夏77勝70敗)

 県岐阜商業 通算88勝55敗(春48勝26敗 夏40勝29敗)

熊本県 通算109勝113敗(春42勝47敗 夏67勝66敗)

 東海大熊本星翔 通算1勝3敗(春出場なし 夏1勝3敗)

 

16年ぶりに夏勝利を挙げた県岐阜商に対して

4度目の甲子園で悲願の初勝利を挙げた東海大熊本星翔との対戦

東海大系列の学校は甲子園に12校出場していますが

10校目の勝利校となりました

ちなみにほかの学校の勝利数は以下の通りです

39勝 東海大相模

28勝 東海大甲府

12勝 東海大静岡翔洋(東海大一7勝、東海大工業3勝、東海大翔洋2勝)

10勝 東海大札幌

8勝 東海大菅生

5勝 東海大山形

4勝 東海大浦安

3勝 東海大福岡

1勝 東海大諏訪、東海大熊本星翔

0勝 東海大市原望洋、東海大大阪仰星

 

相手北海のミスもありましたが打線のつながりで

大量得点を奪って逃げ切った東海大熊本星翔に対し

エース柴田君が好投し打線の逆転を呼び込んだ県岐阜商

 

県岐阜商の過去の東海大系列校との対戦は

相性が良くなくて0勝2敗

S62 69th夏 2回戦 ●県岐阜商業7-9東海大山形○

H7 67th春 1回戦 ●県岐阜商業2-15東海大相模○

 

東海大熊本星翔はチーム初勝利をあげましたが

このように夏に甲子園初勝利をあげた勢いで2勝以上マークした

熊本の学校は

S7 18th夏 熊本工業 2勝

S38 45th夏 九州学院 2勝

S53 60th夏 熊本工大高 2勝(現:文徳)

と3チームあり東海大熊本星翔もそれにあやかりたいところです

 

ただ、この試合またもや東海勢との対戦

東海大熊本星翔は過去3敗していますが、3敗とも東海勢との対戦でしたので

その壁も破ることができるかも見どころです

 

ともに強力打線を全面に出してきただけに

この試合は両チーム投手のデキがカギとなります

投手の安定感ではやや県岐阜商が上でしょうか

その意味でも星翔の水野、緒方の両投手の踏ん張りが生命線となります

 

岐阜と熊本の過去対戦は岐阜の3勝0敗

S31 38th 準々決勝 ○岐阜商業4-3済々黌●(延長12回)

H4 74th 2回戦 ○県岐阜商業1-0熊本工業●

(柔よく剛を制すの試合、熊工の剛腕坂田力投報われず

 県岐阜商のアンダーハンド高橋が好投、サヨナラスクイズで決着)

H30 100th 1回戦 ○大垣日大9-3東海大熊本星翔●